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味の素の株主優待、配当利回り、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、味の素の株主優待、配当金、株価、業績などの情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。

 

味の素の株主優待、配当利回り、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

 

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味の素の株主優待配当利回り、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

 

味の素の株価と買付情報

<味の素の株式買付情報>

上場市場 東証第一部  
証券コード 2802  
業種 食料品  
株価 1,820
単元株数 100
最低買付価格 182,000

2020年1月13日時点

味の素の株式の購入情報は上記の通りです。購入は100株単位になりますので、味の素の株式の購入には現時点で約18万円が必要です。

 

 

<味の素の株価の割安・割高の目安>

株価 1,820  
一株当たり利益 54 ※19年3月期
一株当たり純資産 1,114 ※19年3月期
PER 33.9
PBR 1.6

2020年1月13日時点

 

株価が割安か割高を見るときには、その銘柄のPER、PBRを見るのが参考になります。

 

PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。

 

また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value  Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。

 

このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。

 

<味の素のPER、PBRの比較>

  PER PBR  
大型株平均(加重平均) 14.3 1.2 19年10月末時点
食料品 業界平均 19.1 1.8 19年10月末時点
味の素 33.9 1.6  

   

今後の株価の見通しや割安な銘柄を見つけるためには、日々の情報収集が不可欠です。情報収集ツールは有料のものも多いですが、無料で関東財務局認定の有益な情報が得られるツールもあり、私自身も銘柄選びの参考に利用していますので興味のあるかたは無料登録してみてください。

 

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配当金の推移と権利確定日

<味の素の一株当たりの配当金>

  2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期
中間配当 10.00 13.00 15.00 15.00 16.00
期末配当 14.00 15.00 15.00 17.00 16.00
合計 24.00 28.00 30.00 32.00 32.00
配当利回り 1.3% 1.5% 1.6% 1.8% 1.8%
一株当たり利益 17.92 56.35 65.88 56.94 43.06
配当性向 133.9% 49.7% 45.5% 56.2% 74.3%

2020年1月13日時点

 

<配当金の権利確定日> 

中間配当 ・・・ 9月末日

期末配当 ・・・ 3月末日

 

味の素の配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。

 

 

味の素の株主優待は何が貰える?

味の素の株主になると、毎年3月31日時点の株主に対して味の素グループの食品の詰め合わせ等が贈呈されます。食品なので使い道に困ることもないのが良いですね。

 

贈呈品は味の素の保有株数と保有期間により異なり、まとめると以下の通りです。

 

株主優待の対象株主と贈呈品>

味の素の株主優待 対象株主と贈呈品

 

参考:【味の素HP】株主優待制度 

 

 

味の素の業績、決算情報、財務内容

株式投資では今後の株価の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業はやはり市場から評価をされやすく、自己資本比率が高い企業は不況でも体力があり倒産リスクが低いと言えるので、そのあたりを中心に企業の業績を見るようにすると良いでしょう。

 

直近3事業年度の業績

味の素の直近3事業年度の業績は以下の通りです。

決算期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
会計基準 IFRS IFRS IFRS
売上高(百万円) 1,091,195 1,150,209 1,127,483
営業利益(百万円) 83,617 83,320 53,149
営業利益率 7.7% 7.2% 4.7%
経常利益(百万円) 86,684 85,445 54,202
経常利益率 7.9% 7.4% 4.8%
当期利益(百万円) 53,065 60,741 29,698
利益率 4.9% 5.3% 2.6%
自己資本比率 45.6% 45.0% 43.8%

味の素有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成 

 

 

会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。

 

 

地域別売上の状況(海外売上比率)

投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

 

<味の素の海外売上比率と地域別売上高> 

決算期 19年3月期
日本 471,920
米国 173,764
欧州 101,926
タイ 124,861
その他 255,009
1,127,480
国内売上比率 41.9%
海外売上比率 58.1%

単位:百万円

味の素有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成 

 

 

セグメント情報(事業ごとの概況)

セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。

 

味の素では以下の4つのセグメントで事業を展開しています。

 

日本食

・海外食品

・ライフサポート

・ヘルスケア 

 

セグメントごとの売上高構成比は以下のようになっています。

 

 

<味の素のセグメント別売上高構成比>

味の素のセグメント別売上高構成比

 

それでは各セグメントの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

 

日本食品事業の事業内容と業績

<主要製品>

調味料・加工食品、冷凍食品、コーヒー類

 

<主要会社>

クノール食品、味の素パッケージング、味の素ベーカリー、デリカエース

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
収益(百万円) 388,039 379,286
セグメント利益(百万円) 38,899 29,896
セグメント利益率 10.0% 7.9%
従業員数(人) 5,647 5,638
一人当たり売上高(百万円) 68.7 67.3
一人当たり営業利益(百万円) 6.9 5.3


  

海外食品事業の事業内容と業績

<主要製品>

調味料・加工食品、冷凍食品、加工用うま味調味料・甘味料

 

<主要会社>

タイ味の素、タイ味の素販売、ワンタイフーヅ、インドネシア味の素、インドネシア味の素販売、ベトナム味の素、フィリピン味の素、マレーシア味の素、ウエスト・アフリカン・シーズニング、ペルー味の素

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
収益(百万円) 469,352 486,989
セグメント利益(百万円) 41,491 42,312
セグメント利益率 8.8% 8.7%
従業員数(人) 20,271 20,310
一人当たり売上高(百万円) 23.2 24.0
一人当たり営業利益(百万円) 2.0 2.1


  

ライフサポート事業の事業内容と業績

<主要製品>

動物栄養、化成品

 

<主要会社>

味の素アニマル・ニュートリション・グループ、味の素アニマル・ニュートリション・ヨーロッパ、味の素アニマル・ニュートリション・ノースアメリカ、ブラジル味の素

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
収益(百万円) 121,844 111,468
セグメント利益(百万円) 8,082 9,579
セグメント利益率 6.6% 8.6%
従業員数(人) 1,829 1,472
一人当たり売上高(百万円) 66.6 75.7
一人当たり営業利益(百万円) 4.4 6.5


  

ヘルスケア事業の事業内容と業績

<主要製品>

アミノ酸

 

<主要会社>

味の素ヘルシーサプライ、味の素ヘルス・アンド・ニュートリション・ノースアメリカ、上海味の素アミノ酸、味の素オムニケム、味の素アルテア

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
収益(百万円) 122,491 135,342
セグメント利益(百万円) 9,373 12,079
セグメント利益率 7.7% 8.9%
従業員数(人) 2,724 3,047
一人当たり売上高(百万円) 45.0 44.4
一人当たり営業利益(百万円) 3.4 4.0

 

 

その他関連情報 

格付けの状況

格付けとは格付け会社と呼ばれる会社その会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。

 

 

国内の代表的な格付け機関である格付投資情報センター(R&I)の発行体格付けで味の素の格付けを見てみましょう。

 

<企業ごとの発行体格付け>

AAA  
AA 味の素東日本旅客鉄道日立製作所旭化成信越化学工業アステラス製薬
A パナソニック、イオン、野村證券いすゞ自動車
BBB アコム商船三井、古川電気工業、沖電気工業
BB シャープ、アイフル日本板硝子
B  
CCC  
CC  
D  

※2019年12月時点

 

<参考:格付け定義>

AAA 信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。
AA 信用力は極めて高く、優れた要素がある。
A 信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
BBB 信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。
BB 信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
B 信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。
CCC 信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
CC 発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
D 発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。

 

 

味の素の歴史と沿革

1907年 合資会社鈴木製薬所設立
1908年 池田菊苗博士が調味料グルタミン酸ソーダの製造法特許取得
1909年 うま味調味料「味の素」販売開始
1946年 味の素に商号変更
1949年 株式上場
1956年 アミノ酸事業に着手
1981年 エレンタール」発売。医薬品事業に着手
1982年 アスパルテーム輸出開始。甘味料事業に着手
1987年 クノール食品を子会社化
2019年6月 ブラジルのサンパウロ州にシャンプーなどの日用品の原料となるアミノ酸由来の洗浄剤を生産する工場の建設を発表。投資額は23億円で、2020年稼働予定。
2019年8月 マレーシアのヌグリ・スッピラン州に調味料を生産する工場を建設すると発表。同工場ではイスラム教のハラル(イスラム教における食べ物の規律。豚肉などが禁止されている。)対応の食品を製造予定で、2022年稼働予定。
2019年11月 コンサルティング大手のアクセンチュアとの協力して、AIを用いて人事や総務などの間接部門の提携業務をAIに任せるための新会社を設立する。2020年4月に設立予定の新会社の社名は「味の素デジタルビジネスパートナー」とし、味の素が67%、アクセンチュアが33%を出資する。


   

まとめ(味の素の株主優待配当利回り、株価)

ここまで味の素の株主優待配当利回り、株価について書いてきました。株式投資で長期保有の銘柄を選ぶ際には、企業研究をしっかり行い割安かつ成長の見込める銘柄を選定しましょう。

 

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