コスモ石油の株主優待、配当、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄
本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、コスモ石油の株主優待、配当金、株価、業績などの情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。
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コスモ石油の株主優待、配当、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄
コスモ石油の株価と買付情報
<コスモ石油の株式買付情報>
上場市場 | 東証第一部 | |
証券コード | 5021 | |
株価 | 2,362 | 円 |
単元株数 | 100 | 株 |
最低買付価格 | 236,200 | 円 |
2019年12月1日時点
コスモ石油の株式の購入情報は上記の通りです。購入は100株単位になりますので、コスモ石油の株式の購入には現時点で約24万円が必要です。
<コスモ石油の株価の割安・割高の目安>
株価 | 2,362 | |
一株当たり利益 | 713 | ※19年3月期 |
一株当たり純資産 | 3,392 | ※19年3月期 |
PER | 3.3 | 倍 |
PBR | 0.7 | 倍 |
2019年12月1日時点
株価が割安か割高を見るときには、その銘柄のPER、PBRを見るのが参考になります。
PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。
また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。
このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。
<コスモ石油のPERの比較>
・大型株平均(加重平均) 13.5倍 ※19年10時点
・石油・石炭製品業界平均(加重平均) 6.4倍 ※19年10月時点
・コスモ石油 3.3倍
<コスモ石油のPBRの比較>
・大型株平均(加重平均) 1.2倍 ※19年10月時点
・石油・石炭製品業界平均(加重平均) 0.7倍 ※19年10月時点
・コスモ石油 0.7倍
今後の株価の見通しや割安な銘柄を見つけるためには、日々の情報収集が不可欠です。情報収集ツールは有料のものも多いですが、無料で関東財務局認定の有益な情報が得られるツールもあり、私自身も銘柄選びの参考に利用していますので興味のあるかたは無料登録してみてください。
配当金の推移と配当金の権利落ち日
<コスモ石油の一株当たりの配当金>
2015/3期 | 2016/3期 | 2017/3期 | 2018/3期 | 2019/3期 | |
中間配当 | - | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
期末配当 | - | 40.00 | 50.00 | 50.00 | 80.00 |
合計 | - | 40.00 | 50.00 | 50.00 | 80.00 |
配当利回り | - | 1.7% | 2.1% | 2.1% | 3.4% |
一株当たり利益 | - | 126.11 | 77.39 | 44.32 | 225.27 |
配当性向 | - | 31.7% | 64.6% | 112.8% | 35.5% |
2019年12月1日時点
<配当金の権利確定日>
中間配当 ・・・ 9月末日
期末配当 ・・・ 3月末日
コスモ石油の配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。
コスモ石油の株主優待は何が貰える?
コスモ石油では2019年時点で株主優待は行っていません。今後の情報に期待しましょう。
コスモ石油の業績情報
株式投資では今後の株価の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業はやはり市場から評価をされやすく、自己資本比率が高い企業は不況でも体力があり倒産リスクが低いと言えるので、そのあたりを中心に企業の業績を見るようにすると良いでしょう。
直近3事業年度の業績
決算期 | 17年3月期 | 18年3月期 | 19年3月期 |
会計基準 | 日本基準 | 日本基準 | 日本基準 |
売上高(百万円) | 2,292,280 | 2,523,106 | 2,770,365 |
営業利益(百万円) | 92,182 | 111,868 | 94,653 |
営業利益率 | 4.0% | 4.4% | 3.4% |
経常利益(百万円) | 81,448 | 116,850 | 96,654 |
経常利益率 | 3.6% | 4.6% | 3.5% |
当期利益(百万円) | 53,235 | 72,813 | 53,132 |
利益率 | 2.3% | 2.9% | 1.9% |
自己資本 | 164,723 | 238,678 | 281,065 |
総資産 | 1,525,679 | 1,690,889 | 1,702,270 |
自己資本比率 | 10.8% | 14.1% | 16.5% |
コスモ石油 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成
会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。
地域別売上の状況(海外売上比率)
投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。
<コスモ石油の海外売上比率>
決算期 | 18年3月期 | 19年3月期 |
日本 | 2,256,895 | 2,465,540 |
アジア | 131,364 | 142,118 |
その他海外 | 134,846 | 162,706 |
計 | 2,523,105 | 2,770,364 |
国内売上比率 | 89.4% | 89.0% |
海外売上比率 | 10.6% | 11.0% |
単位:百万円
コスモ石油 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成
セグメント情報(事業ごとの概況)
セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。
コスモ石油では、石油事業、石油化学事業、石油開発事業の3つのセグメントで事業を展開しています。それでは各セグメントの事業内容、業績について見ていきましょう。
<コスモ石油の売上高構成比>
セグメント情報 石油事業
<主要製品・サービス>
揮発油・ナフサ・灯油・経由・重油・原油・潤滑油・液化石油ガス・アスファルト等の生産及び販売
<主要会社>
コスモ石油、コスモ石油ルブリカンツ、コスモ石油マーケティング、コスモ石油、コスモ石油販売、総合エネルギー、北斗興業、沖縄石油基地、東西オイルターミナル、コスモ海運、坂出コスモ興産、コスモリファイナリーサポート堺、COSMO OIL INTERNATIONAL PTE. LTD.、COSMO OIL (U.K.) Limited. 等
<業績情報>
決算期 | 18年3月期 | 19年3月期 |
売上高 | 2,292,727 | 2,526,882 |
セグメント利益 | 58,818 | 14,176 |
セグメント利益率 | 2.6% | 0.6% |
従業員数(人) | 4,545 | 4,481 |
売上高構成比 | 90.9% | 91.2% |
従業員数構成比 | 66.3% | 66.0% |
一人当たり売上高 | 504.5 | 563.9 |
一人当たりセグ利益 | 12.9 | 3.2 |
単位:百万円
セグメント情報 石油化学事業
<主要製品・サービス>
エチレン・ミックスキシレン・パラキシレン・ベンゼン・トルエン・石油化学溶剤等の石油化学製品の生産及び販売
<主要会社>
コスモ松山石油、CMアロマ、丸善石油化学、Hyundai Cosmo Petrochemical Co., Ltd.
<業績情報>
決算期 | 18年3月期 | 19年3月期 |
売上高 | 458,450 | 458,634 |
セグメント利益 | 30,441 | 15,344 |
セグメント利益率 | 6.6% | 3.3% |
従業員数(人) | 1,136 | 1,164 |
売上高構成比 | 18.2% | 16.6% |
従業員数構成比 | 16.6% | 17.1% |
一人当たり売上高 | 403.6 | 394.0 |
一人当たりセグ利益 | 26.8 | 13.2 |
単位:百万円
セグメント情報 石油開発事業
<主要製品・サービス>
原油の開発、生産及び販売
<主要会社>
コスモエネルギー開発、コスモアブダビエネルギー開発、アブダビ石油、カタール石油開発、合同石油開発 等
<業績情報>
決算期 | 18年3月期 | 19年3月期 |
売上高 | 56,337 | 111,734 |
セグメント利益 | 18,251 | 56,900 |
セグメント利益率 | 32.4% | 50.9% |
従業員数(人) | 283 | 271 |
売上高構成比 | 2.2% | 4.0% |
従業員数構成比 | 4.1% | 4.0% |
一人当たり売上高 | 199.1 | 412.3 |
一人当たりセグ利益 | 64.5 | 210.0 |
単位:百万円
その他関連情報
格付けの状況
格付けとは格付け会社と呼ばれる会社その会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。
<長期>
ムーディーズ | - |
スタンダード & プアーズ | - |
格付投資情報センター | - |
日本格付研究所 | BBB |
※最終確認日:2019年9月
<短期>
ムーディーズ | - |
スタンダード & プアーズ | - |
格付投資情報センター | - |
日本格付研究所 | J-2 |
※最終確認日:2019年9月
コスモ石油の歴史と沿革
1939年 新潟県下の製油業者8社が合同し大協石油として設立
1967年 大協石油、丸善石油、日本興業とアブダビ首長国政府で利権協定を締結
1968年 大協石油、丸善石油、日本興業の共同出資によりアブダビ石油を設立
1986年 大協石油、丸善石油、コスモ石油が合併し、商号がコスモ石油となる
2015年 コスモ石油の株式移転によりコスモエネルギーホールディングスを設立。コスモ石油は上場廃止し、コスモエネルギーホールディングスが東証第一部に上場
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