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日立製作所の株主優待、配当利回り、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、日立製作所株主優待、配当金、株価、業績などの情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。

 

日立製作所の株主優待、配当利回り、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

 

 

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日立製作所株主優待配当利回り、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

 

日立製作所の株価と買付情報

日立製作所の株式買付情報>

上場市場 東証第一部  
証券コード 6501  
業種 電気機器  
株価 4,564
単元株数 100
最低買付価格 456,400

 2020年1月10日時点

日立製作所の株式の購入情報は上記の通りです。購入は100株単位になりますので、日立製作所の株式の購入には現時点で約46万円が必要です。

 

 

日立製作所の株価の割安・割高の目安>

株価 4,564  
一株当たり利益 230 ※19年3月期
一株当たり純資産 3,379 ※19年3月期
PER 19.8
PBR 1.4

2020年1月10日時点

 

株価が割安か割高を見るときには、その銘柄のPER、PBRを見るのが参考になります。

 

PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。

 

また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value  Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。

 

このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。

 

日立製作所のPER、PBRの比較>

  PER PBR  
大型株平均(加重平均) 14.3 1.2 19年10月末時点
電気機器 業界平均 18.1 1.8 19年10月末時点
日立製作所 19.8 1.4  

  

 

今後の株価の見通しや割安な銘柄を見つけるためには、日々の情報収集が不可欠です。情報収集ツールは有料のものも多いですが、無料で関東財務局認定の有益な情報が得られるツールもあり、私自身も銘柄選びの参考に利用していますので興味のあるかたは無料登録してみてください。

 

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配当金の推移と権利確定日

日立製作所の一株当たりの配当金>

  2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期
中間配当 6.00 6.00 6.00 7.00 8.00
期末配当 6.00 6.00 7.00 8.00 50.00
合計 12.00 12.00 13.00 15.00 58.00
配当利回り 0.3% 0.3% 0.3% 0.3% 1.3%
一株当たり利益 88.28 67.24 101.20 140.97 180.09
配当性向 13.6% 17.8% 12.8% 10.6% 32.2%

2020年1月10日時点

 

<配当金の権利確定日> 

中間配当 ・・・ 9月末日

期末配当 ・・・ 3月末日

 

日立製作所の配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。

 

 

日立製作所株主優待は何が貰える?

日立製作所では2019年時点で株主優待は行っていません。今後の情報に期待しましょう。

 

 

日立製作所の業績、決算情報、財務内容

株式投資では今後の株価の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業はやはり市場から評価をされやすく、自己資本比率が高い企業は不況でも体力があり倒産リスクが低いと言えるので、そのあたりを中心に企業の業績を見るようにすると良いでしょう。

 

直近3事業年度の業績

日立製作所の直近3事業年度の業績は以下の通りです。

決算期 17年3月期 18年3月期 19年3月期
会計基準 IFRS IFRS IFRS
売上高(百万円) 9,162,264 9,368,614 9,480,619
営業利益(百万円) 541,483 586,012 518,688
営業利益率 5.9% 6.3% 5.5%
経常利益(百万円) 469,091 638,646 516,502
経常利益率 5.1% 6.8% 5.4%
当期利益(百万円) 231,261 362,988 222,546
利益率 2.5% 3.9% 2.3%
自己資本 2,967,085 3,278,024 3,262,603
総資産 9,663,917 10,106,603 9,626,592
自己資本比率 30.7% 32.4% 33.9%

日立製作所 有価証券報告書(2018年12月決算)を元に筆者作成  

 

 

会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。

 

 

地域別売上の状況(海外売上比率)

投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

日立製作所の地域別売上高構成比> 

日立製作所の地域別売上高構成比

 

日立製作所の海外売上比率と地域別売上高>

決算期 18年3月期 19年3月期
日本 4,643,080 4,664,535
北米 1,177,581 1,205,628
欧州 964,474 1,018,542
アジア 2,081,150 2,019,598
その他海外 502,329 572,316
9,368,614 9,480,619
国内売上比率 49.6% 49.2%
海外売上比率 50.4% 50.8%

単位:百万円

日立製作所 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成 

 

 

セグメント情報(事業ごとの概況)

セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。

 

日立製作所では、情報・通信システム、社会・産業システム、電子装置・システム、建設機械、高機能材料、オートモティブシステム、生活・エコシステムの7つのセグメントで事業を展開しており、セグメントごとの売上高構成比は以下のようになっています。

 

日立製作所のセグメント別売上高構成比>

日立製作所のセグメント別売上高構成比

 

それではここからは、各セグメントごとの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

 

情報・通信システム事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

システムインテグレーション、コンサルティングクラウドサービス、サーバ、ストレージ、ソフトウェア、通信ネットワーク、ATM

 

<主要会社>

製造・・・日立情報通信エンジニアリング、日立オムロンターミナルソリューションズ、Hitachi Computer Products (America)

販売・サービス・・・日立ソリューションズ、日立システムズ、Hitachi Consulting、Hitachi Global Digital Holdings、Hitachi Payment Services、Hitachi Vantara

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高 2,008,907 2,065,913
営業利益 139,279 210,917
営業利益率 6.9% 10.2%
従業員数(人) 73,388 73,086
一人当たり売上高 27.4 28.3
一人当たり営業利益 1.9 2.9

単位:百万円

 

   

社会・産業システム事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

産業用機器・プラント、エレベーター、エスカレーター、鉄道システム、火力・原子力自然エネルギー発電システム、送変電システム

 

<主要会社>

製造・・・日立GEニュークリア・エナジー、日立産機システム、日立国際電気三菱日立パワーシステムズ

販売・サービス・・・日立ビルシステム、日立作業制御ソリューションズ、日立プラントコンストラクション、日立プラントサービス、日立パワーソリューションズ、Hitachi Rail Europa、Sullair US Purchaser

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高 2,375,012 2,539,812
営業利益 101,257 -151,984
営業利益率 4.3% -6.0%
従業員数(人) 77,476 79,108
一人当たり売上高 30.7 32.1
一人当たり営業利益 1.3 -1.9

単位:百万円

 

 

電子装置・システム事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

半導体製造装置、計測・分析装置、先端産業部材、医療機器 

 

<主要会社>

製造・・・日立ハイテクノロジーズ

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高 1,086,551 951,213
営業利益 88,852 70,841
営業利益率 8.2% 7.4%
従業員数(人) 20,006 15,959
一人当たり売上高 54.3 59.6
一人当たり営業利益 4.4 4.4

単位:百万円

 

 

建設機械事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

油圧ショベル、ホイールローダ、鉱山機械

 

<主要会社>

製造・・・日立建機

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高 959,153 1,033,703
営業利益 97,095 104,515
営業利益率 10.1% 10.1%
従業員数(人) 23,469 24,091
一人当たり売上高 40.9 42.9
一人当たり営業利益 4.1 4.3

 単位:百万円

 

 

高機能材料事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

半導体・ディスプライ用材料、配線板・関連材料、自動車部品、蓄電デバイス、特殊鋼製品、磁性材料、素形材製品、電線材料

 

<主要会社>

製造・・・日立化成、日立金属

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高 1,657,537 1,704,446
営業利益 98,672 86,452
営業利益率 6.0% 5.1%
従業員数(人) 51,709 51,895
一人当たり売上高 32.1 32.8
一人当たり営業利益 1.9 1.7

 単位:百万円

 

 

オートモティブシステム事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

エンジンパワートレインシステム、電動パワートレインシステム、車両統合制御システム

 

<主要会社>

製造・・・日立オートモティブシステムズ、Hitachi Automotive Systems Americas

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高 1,001,036 971,007
営業利益 42,429 85,361
営業利益率 4.2% 8.8%
従業員数(人) 33,958 25,052
一人当たり売上高 29.5 38.8
一人当たり営業利益 1.2 3.4

単位:百万円

 

 

生活・エコシステム事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

業務用空調機器、ルームエアコン、冷蔵庫、洗濯機

 

<主要会社>

製造・・・日立アプライアンス、Hitachi Consumer Products (Thailand)

販売・サービス・・・日立コンシューマ・マーケティングJohnson Controls-Hitachi Air Conditioning Holding (UK)

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高 540,152 485,089
営業利益 33,352 29,560
営業利益率 6.2% 6.1%
従業員数(人) 11,290 11,279
一人当たり売上高 47.8 43.0
一人当たり営業利益 3.0 2.6

単位:百万円

 

 

その他関連情報 

格付けの状況

格付けとは格付け会社と呼ばれる会社その会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。

 

国内の代表的な格付け機関である格付投資情報センター(R&I)の発行体格付けで日立製作所の格付けを見てみましょう。

 

<企業ごとの発行体格付け>

AAA  
AA 日立製作所旭化成、味の素、信越化学工業アステラス製薬
A パナソニック、イオン、野村證券いすゞ自動車
BBB アコム商船三井、古川電気工業、沖電気工業
BB シャープ、アイフル日本板硝子
B  
CCC  
CC  
D

 

※2019年12月時点

 

<参考:格付け定義>

AAA 信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。
AA 信用力は極めて高く、優れた要素がある。
A 信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
BBB 信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。
BB 信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
B 信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。
CCC 信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
CC 発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
D 発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。

 

 

 

日立製作所の歴史と沿革、ニュース

年月 内容
1910年 久原鉱業所日立鉱山付属の修理工場として発足
2003年 米国のIBM社からハードディスクドライブ事業を買収
2017年 日立工機の株式譲渡により、電動工具事業を売却
2019年 クラリオンの株式譲渡により、車載情報システム事業を売却
2009年3月 2009年3月期決算で当期純損失として国内最大の7,873億円の赤字を計上。
2018年4月 2021年度を目途に約800社あるグループ会社を500社程度まで削減する計画を発表
2020年2月 約52%の株式を保有する上場子会社の日立ハイテクノロジーズに対しTOB(株式公開買付)を行い、完全子会社化することを発表。買収総額は約5000億円。

 

 

 

まとめ(日立製作所株主優待配当利回り、株価)

ここまで日立製作所株主優待配当利回り、株価について書いてきました。株式投資で長期保有の銘柄を選ぶ際には、企業研究をしっかり行い割安かつ成長の見込める銘柄を選定しましょう。

 

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