三菱商事の株主優待、配当確定日、株価は? | 株式投資おすすめレポート
本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、三菱商事の株主優待、配当金、株価、業績などの情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。
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三菱商事の株主優待、配当、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄
- 三菱商事の株主優待、配当、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄
- 三菱商事の株価と買付情報
- 配当金の推移と配当金の権利確定日
- 三菱商事の株主優待は何が貰える?
- 三菱商事の業績情報
- セグメント情報(事業ごとの概況)
- 三菱商事の格付け
- 三菱商事の歴史と沿革、ニュース
- まとめ 三菱商事の株主優待、配当利回り、株価
三菱商事の株価と買付情報
<三菱商事の株式買付情報>
上場市場 | 東証第一部 | |
証券コード | 8058 | |
株価 | 2,945 | 円 |
単元株数 | 100 | 株 |
最低買付価格 | 294,500 | 円 |
2019年12月13日時点
三菱商事の株式の購入情報は上記の通りです。購入は100株単位になりますので、三菱商事の株式の購入には現時点で約29万円が必要です。
<三菱商事の株価の割安・割高の目安>
株価 | 2,945 | |
一株当たり利益 | 372 | ※19年3月期 |
一株当たり純資産 | 3,589 | ※19年3月期 |
PER | 7.9 | 倍 |
PBR | 0.8 | 倍 |
2019年12月13日時点
株価が割安か割高を見るときには、その銘柄のPER、PBRを見るのが参考になります。
PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。
また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。
このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。
<三菱商事のPERの比較>
大型株平均(加重平均) | 14.3 | 19年10月末時点 |
卸売業 業界平均 | 9.4 | 19年10月末時点 |
三菱商事 | 7.9 |
<三菱商事のPBRの比較>
大型株平均(加重平均) | 1.2 | 19年10月末時点 |
卸売業 業界平均 | 0.9 | 19年10月末時点 |
三菱商事 | 0.8 |
今後の株価の見通しや割安な銘柄を見つけるためには、日々の情報収集が不可欠です。情報収集ツールは有料のものも多いですが、無料で関東財務局認定の有益な情報が得られるツールもあり、私自身も銘柄選びの参考に利用していますので興味のあるかたは無料登録してみてください。
配当金の推移と配当金の権利確定日
<三菱商事の一株当たりの配当金>
2015/3期 | 2016/3期 | 2017/3期 | 2018/3期 | 2019/3期 | |
中間配当 | 40.00 | 25.00 | 30.00 | 47.00 | 62.00 |
期末配当 | 30.00 | 25.00 | 50.00 | 63.00 | 63.00 |
合計 | 70.00 | 50.00 | 80.00 | 110.00 | 125.00 |
配当利回り | 2.4% | 1.7% | 2.7% | 3.7% | 4.2% |
一株当たり利益 | 178.21 | -98.02 | 80.63 | 229.64 | 249.70 |
配当性向 | 39.3% | -51.0% | 99.2% | 47.9% | 50.1% |
2019年12月13日時点
<配当金の権利確定日>
中間配当 ・・・ 9月末日
期末配当 ・・・ 3月末日
三菱商事の配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。
三菱商事の株主優待は何が貰える?
三菱商事では2019年時点で株主優待は行っていません。今後の情報に期待しましょう。
三菱商事の業績情報
株式投資では今後の株価の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業はやはり市場から評価をされやすく、自己資本比率が高い企業は不況でも体力があり倒産リスクが低いと言えるので、そのあたりを中心に企業の業績を見るようにすると良いでしょう。
三菱商事の直近3年間の決算概要
決算期 | 2017年3月期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
会計基準 | IFRS | IFRS | IFRS |
売上高 | 6,425,761 | 7,567,394 | 16,103,763 |
営業利益 | 401,138 | 474,389 | 584,728 |
営業利益率 | 6.2% | 6.3% | 3.6% |
経常利益 | 601,440 | 812,722 | 851,813 |
経常利益率 | 9.4% | 10.7% | 5.3% |
当期利益 | 440,293 | 560,173 | 590,737 |
利益率 | 6.9% | 7.4% | 3.7% |
自己資本比率 | 31.2% | 33.3% | 34.5% |
単位:百万円
三菱商事 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成
会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。
地域別売上の状況(海外売上比率)
投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。
<三菱商事の海外売上比率>
決算期 | 2019年3月期 | |
日本 | 8,764,183 | 百万円 |
米国 | 1,854,787 | 百万円 |
シンガポール | 2,117,305 | 百万円 |
その他 | 3,367,488 | 百万円 |
計 | 16,103,763 | 百万円 |
国内売上比率 | 54.4% | |
海外売上比率 | 45.6% |
単位:百万円
セグメント情報(事業ごとの概況)
セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。
三菱商事では、地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7つのセグメントで事業を展開しています。それでは各セグメントの事業内容、業績について見ていきましょう。
<三菱商事の売上高構成比>
セグメント情報 地球環境・インフラ事業
<事業内容>
電力、水、交通その他産業基盤となる環境、インフラ分野における事業
<主要会社>
MCリテールエナジー、三菱商事マシナリ、三菱商事パワー、三菱商事パワーシステムズ、DGA HO PING、DGA ILIJAN、DIAMOND GENERATING ASIA、DIAMOND GENERATING CORPORATION、DIAMOND GENERATIN EUROPA、DIAMOND TRANSMISSION CORPORAION
<業績情報>
決算期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
収益(百万円) | 85,699 | 144,152 |
売上総利益(百万円) | 38,140 | 43,679 |
売上総利益率 | 44.5% | 30.3% |
従業員数(人) | 1,716 | 1,715 |
売上高構成比 | 1.1% | 0.9% |
従業員数構成比 | - | 2.1% |
一人当たり売上高(百万円) | 49.9 | 84.1 |
一人当たり売上総利益(百万円) | 22.2 | 25.5 |
セグメント情報 新産業金融事業
<事業内容>
企業投資、リース、不動産・都市開発、物流などの分野に関する投資・運用
<主要会社>
ダイヤ温度・リアルティ・マネジメント、丸の内インフラストラクチャー、MCアビエーション・パートナーズ、三菱商事・ユービーエス・リアルティ、三菱商事アセットマネジメント、三菱商事ロジスティクス、三菱商事都市開発、タンゲラン都市開発
<業績情報>
決算期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
収益(百万円) | 101,369 | 94,399 |
売上総利益(百万円) | 49,949 | 43,771 |
売上総利益率 | 49.3% | 46.4% |
従業員数(人) | 1,482 | 1,417 |
売上高構成比 | 1.3% | 0.6% |
従業員数構成比 | - | 1.8% |
一人当たり売上高(百万円) | 59.1 | 55.0 |
一人当たり売上総利益(百万円) | 29.1 | 25.5 |
セグメント情報 エネルギー事業
<事業内容>
天然ガス・石油の生産・開発事業、液化天然ガス(LNG)事業、原油・石油製品・炭素製品・LPG等の販売取引、新規エネルギー事業の企画開発
<主要会社>
<業績情報>
決算期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
収益(百万円) | 1,239,419 | 3,837,088 |
売上総利益(百万円) | 55,711 | 83,437 |
売上総利益率 | 4.5% | 2.2% |
従業員数(人) | 1,774 | 1,659 |
売上高構成比 | 16.4% | 23.8% |
従業員数構成比 | - | 2.1% |
一人当たり売上高(百万円) | 722.3 | 2,237.4 |
一人当たり売上総利益(百万円) | 32.5 | 48.7 |
セグメント情報 金属
<事業内容>
薄板・厚板などの鉄鋼製品、石炭・鉄鉱石などの鉄鋼材料、銅・アルミなどの非鉄金属の分野に関するトレーディング、開発、投資等
<主要会社>
五十鈴、ジエコ、エムオーテック、メタルワン、メタルワン西日本、メタルワン鋼管、メタルワン特殊鋼、三菱商事RtMジャパン、玉造
<業績情報>
決算期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
収益(百万円) | 1,021,707 | 3,926,407 |
売上総利益(百万円) | 452,804 | 501,971 |
売上総利益率 | 44.3% | 12.8% |
従業員数(人) | 11,474 | 11,719 |
売上高構成比 | 13.5% | 24.4% |
従業員数構成比 | - | 14.6% |
一人当たり売上高(百万円) | 595.4 | 2,289.5 |
一人当たり売上総利益(百万円) | 263.9 | 292.7 |
セグメント情報 機械
<事業内容>
工作機械、農業機械、建設機械、鉱山機械、エレベーター、エスカレーター、船舶、宇宙航空関連機器、自動車等の分野における販売、金融、物流、投資等
<主要会社>
三菱商事テクノス、エム・エス・ケー農業機械、レンタルのニッケン
<業績情報>
決算期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
収益(百万円) | 876,452 | 1,099,930 |
売上総利益(百万円) | 195,593 | 214,322 |
売上総利益率 | 22.3% | 19.5% |
従業員数(人) | 10,180 | 10,753 |
売上高構成比 | 11.6% | 6.8% |
従業員数構成比 | - | 13.4% |
一人当たり売上高(百万円) | 510.8 | 641.4 |
一人当たり売上総利益(百万円) | 114.0 | 125.0 |
セグメント情報 化学品
<事業内容>
原油、天然ガス、鉱物、植物、海洋資源などより生産されるエチレン、メタノール、塩といった基礎原料やプラスチック、電子材料、食品素材、肥料、医役員などの川下・川中製品等の幅広い化学品の分野における販売取引、事業開発、投資等
<主要会社>
中央化学、中央化成、エムシー・ファーティコム、三菱商事ケミカル、三菱商事プラスチック、三菱商事ライフサイエンス
<業績情報>
決算期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
収益(百万円) | 1,359,620 | 2,032,651 |
売上総利益(百万円) | 116,154 | 119,146 |
売上総利益率 | 8.5% | 5.9% |
従業員数(人) | 6,869 | 6,807 |
売上高構成比 | 18.0% | 12.6% |
従業員数構成比 | - | 8.5% |
一人当たり売上高(百万円) | 792.3 | 1,185.2 |
一人当たり売上総利益(百万円) | 67.7 | 69.5 |
セグメント情報 生活産業
<事業内容>
食料、衣料、日用品、ヘルスケアなどの分野で、消費の調達から流通・小売り等の幅広い領域において、商品・サービスの提供、事業開発等
<主要会社>
大日本明治製糖、フォードリンク、ジャパンファームホールディングス、エム・シー・ヘルスケア、三菱食品、ローソン、成城石井、東洋冷蔵
<業績情報>
決算期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
収益(百万円) | 2,876,392 | 4,957,116 |
売上総利益(百万円) | 971,796 | 974,505 |
売上総利益率 | 33.8% | 19.7% |
従業員数(人) | 40,512 | 42,584 |
売上高構成比 | 38.0% | 30.8% |
従業員数構成比 | - | 53.2% |
一人当たり売上高(百万円) | 1,676.2 | 2,890.4 |
一人当たり売上総利益(百万円) | 566.3 | 568.2 |
三菱商事の格付け
格付けとは格付け会社と呼ばれる会社その会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。
<長期債>
ムーディーズ | A2 |
スタンダード & プアーズ | A |
格付投資情報センター | AA- |
日本格付研究所 | - |
(2019年8月10日更新)
三菱商事の歴史と沿革、ニュース
1918年 三菱合資会社の営業部門が分離して(旧)三菱商事株式会社が発足
1950年 光和実業株式会社の商号で設立
1952年 商号を三菱商事株式会社に変更
1954年 東京証券取引所に上場
2017年 ローソンを子会社化
まとめ 三菱商事の株主優待、配当利回り、株価
ここまで三菱商事の株主優待、配当確定日、株価等について書いてきました。株式投資で長期保有の銘柄を選ぶ際には、企業研究をしっかり行い割安かつ成長の見込める銘柄を選定しましょう。