ピジョンの年収、離職率、ホワイト企業度 | 転職面接で内定を出す企業研究
本記事は、ピジョンの給料年収、離職率、ホワイト企業度等について、第二新卒・未経験転職を経て、転職人気ランキングトップ10常連企業に内定した経験がある筆者が独自のノウハウと転職経験をもとに企業研究としてまとめています。
私(モチタケ)自身、学生時代は大したスキルはなく就職活動もとても苦戦したのですが、社会人になってからの仕事の実績の積み上げや継続的な自己投資により、高倍率の東証一部上場企業の書類選考、面接選考を突破していくつもの企業から内定を獲得してきました。
就職・転職活動で倍率の高い人気企業の選考を突破して内定を取るためには、徹底した企業研究をもとに志望動機などの面接対策を行い、他の候補者との差別化ができるようにすることが極めて重要です。また、就職・転職活動は内定を獲得することがゴールではなく、入社後にその会社で活躍することが目的ですから、待遇や働きやすさ、社風などについてもよく調べておきましょう。
こちらの記事を参考に企業研究を行い、ブラック企業を避けつつ、ご自身のキャリアにマッチする企業を見つけ、第一志望の企業から内定を獲得していただきたいと思います。
ワードプレスブログに移転しました。
ピジョンの年収、離職率、ホワイト企業度 | 転職面接で内定を出す企業研究
- ピジョンの年収、離職率、ホワイト企業度 | 転職面接で内定を出す企業研究
- ピジョンへの就職転職と企業研究(会社概要)
- ピジョンの給料年収と離職率/勤続年数
- ピジョンの売上、業績、財務内容
- ピジョンの事業別の売上・業績と事業内容
- ホワイト企業ブラック企業判定(リストラ、残業時間)
- ピジョンの企業研究(その他の会社情報)
- まとめ(ピジョンの年収、離職率、ホワイト企業度)
ピジョンへの就職転職と企業研究(会社概要)
ピジョンはベビー用品、マタニティ用品を取り扱う国内トップメーカーで海外でも70か国以上でその製品は販売されており、海外でのブランド認知度も高い企業です。
<ピジョンの会社概要>
会社名:ピジョン株式会社
英語表記:Pigeon Corporation
設立:1957年
本社所在地:東京都中央区
業種:その他製品
グループ売上高: 104,747百万円(2019年1月期)
グループ従業員数: 3,875人(2019年1月期)
株式上場:東証第一部(1997年上場)
会社HP:https://www.pigeon.co.jp/
ピジョンの給料年収と離職率/勤続年数
就職先、転職先を検討する上で最も気になるのがその企業で働く人の待遇(年収や勤続年数、離職率)ではないでしょうか。ここからはピジョンの役員従業員の給料年収と勤続年数/離職率について見ていきたいと思います。
ピジョン従業員の平均年収/給料と勤続年数
決算期 | 19年1月期 | - |
グループ全体の従業員数 | 3,875 | 人 |
(うち親会社の状況) | - | - |
従業員数 | 359 | 人 |
平均年齢 | 43.3 | 歳 |
平均勤続年数 | 15.7 | 年 |
平均年間給与 | 8,645,522 | 円 |
ピジョン 有価証券報告書(2019年1月決算)を元に筆者作成
<平均年収を見るときの注意点>
・工場のラインスタッフなど年収水準が低い社員がいると平均年収は低く出ます
・持ち株会社(ホールディングス)など幹部社員のみが所属している会社の場合は、平均年種が高くでます。
<ピジョンの平均年収を比較>
ピジョンの平均年収の比較対象として製造業の平均年収、全産業の会社員の平均年収を掲載しておきます。
製造業の平均年収 | 507万円 |
会社員の平均年収 | 432万円 |
正規社員の平均年収 | 494万円 |
非正規社員の平均年収 | 175万円 |
出典:平成29年分民間給与実態統計調査(国税庁)
ピジョン役員の給料年収はどれくらい?
それでは次にピジョンの役員の報酬体系、年収水準について見ていきましょう。
<役員報酬の体系>
①基本報酬・・・ピジョングループの年度ごとの連結業績(連結売上高及び連結営業利益)を指標として、その達成度に応じて支給
ピジョンの役員報酬は基本報酬と退職慰労金で構成されています。グループの長期的な視点での企業価値拡大ための、長期間の業績に基づく業績連動報酬や株価連動報酬などを今後導入することにより、役員がより企業業績の拡大にコミットできるようになるでしょう。
<役職ごとの支給額>
取締役・・・506百万円(7名)、一人当たり平均72百万円
社外取締役・・・32百万円(3名)、一人当たり平均10百万円
監査役・・・54百万円(3名)、一人当たり平均18百万円
社外監査役・・・18百万円(2名)、一人当たり平均9百万円
<報酬総額1億円以上の役員>
山下 茂(代表取締役)・・・101百万円
ピジョンの離職率とホワイト企業度
就職や転職をする際にその会社の働きやすさをはかる指標として気になるのが離職率ですが、今のところ無料で入手できる範囲では公開情報が限られています。その中で多くの企業の離職率が確認できる情報ソースは就職四季報になります。就職四季報では、3年後離職率だけでなく、有給取得日数、平均年数、採用実績校など、その会社で働く上での細かい情報が記載されていますので、就職や転職をする会社を検討する上では必携の1冊と言えます。
また、東洋経済では定期的に、企業の離職率に関するランキングを公表していますのでそれも離職率を確認する上では参考になります。しかし、あくまで企業側から公表された情報であることから数字が良い方向に操作されていることがないとも言えませんのであくまで参考情報としてみていくのが良いでしょう。
・【東洋経済】新卒3年後の「若手が辞めない」300社ランキング
ピジョンへの中途採用求人の探し方(転職エージェントを活用)
ピジョンをはじめとする大手企業に転職したい場合はどのように求人情報を探せばよいのでしょうか。大手企業の求人は、非公開求人と呼ばれる転職エージェント経由でしか見ることができない形式で募集がかかります。
<公開求人>
リクナビNextなど、WEBサイトに登録すればだれでも見れる求人
<非公開求人>
転職エージェントで転職支援サービスを受けた人だけが見れる求人
理由としては、公開求人で募集をして応募が集まりすぎると企業側での選考が大変になることや、求人の内容自体に機密情報が含まれていたりする、ということがあげられます。つまり、多くの人が応募したくなるような年収が高く、離職率が低いホワイト企業の求人のほとんどは非公開求人として募集が掛かります。
その「非公開求人」を見るためには転職エージェントに登録が必要になります。転職エージェントへの登録や転職支援を受けるのはすべて無料ですので、転職するつもりがあってもなくても常に転職市場の情報収集として何社か登録しておくことをおすすめします。私自身も転職エージェントとは常に数社付き合いを持つようにしていて、その時々の求人情報を見て今後のキャリアプランの参考にしています。
<転職エージェント登録の流れ>
転職エージェントへの登録は社会人の方であれば誰でも下記の流れで行うことができます。
<【完全無料】おすすめの大手転職エージェント3社>
転職エージェントはより多くの求人情報をカバーするため、取扱求人数が多い大手エージェントから登録することをおすすめします。下記の3社は私も過去の転職活動時に利用経験があり、基本的にはここに登録をしておけばその時市場に出回っている求人はほとんどカバーすることが可能です。
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ピジョンの売上、業績、財務内容
就職先や転職先の企業を選択する上でその企業の売上、業績、財務内容を見ることは極めて重要です。大企業であっても東芝のように不祥事がきっかけであっという間に倒産寸前に追い込まるのが今の時代です。
大企業だから安心、中小企業だから不安、というのは幻想で、正解は「企業による」です。企業ごとに決算情報や財務内容は良く調べて、業績が怪しい企業は就職先としては避ける賢さが必要になります。それではピジョンの売上、業績、財務内容について見ていきましょう。
ピジョンの直近3事業年度の売上、業績
ピジョンの直近3事業年度の売上、業績は以下の通りです。
決算期 | 17年1月期 | 18年1月期 | 19年1月期 |
会計基準 | 日本基準 | 日本基準 | 日本基準 |
売上高(百万円) | 94,640 | 102,563 | 104,747 |
営業利益(百万円) | 16,015 | 19,412 | 19,612 |
営業利益率 | 16.9% | 18.9% | 18.7% |
経常利益(百万円) | 16,462 | 20,129 | 20,398 |
経常利益率 | 17.4% | 19.6% | 19.5% |
当期利益(百万円) | 11,118 | 14,515 | 14,238 |
利益率 | 11.7% | 14.2% | 13.6% |
総資産 | 78,889 | 84,467 | 86,006 |
自己資本 | 52,387 | 60,693 | 64,243 |
自己資本比率 | 66.4% | 71.9% | 74.7% |
ピジョン 有価証券報告書(2019年1月決算)を元に筆者作成
企業研究で就職先、転職先を選ぶときに特に注意してみたいのは下記の3点です。
<売上高>
売上高は会社の事業規模を把握する上で最も重要な指標ですので、採用選考を受けようとする会社については大まかな売上高の数値は頭に入れておきましょう。
<営業利益、経常利益>
利益を見ることで会社が事業を通じて儲かっているかどうかを確認します。当たり前ですが利益が出ない会社はそのうち倒産します。
利益については全部で5つの種類があり、それぞれの内容については別記事で解説していますので、そちらをご覧いただければと思います。
<自己資本比率>
自己資本比率は会社が持っている資産のうちどれだけが自社のものかを表す指標です。言い換えれば自己資本比率が多い企業ほど、借金体質の企業ということになりますので、企業を選ぶときはできるだけ自己資本比率が高い企業を選ぶと良いでしょう。
海外売上比率と地域別売上の状況
就職、転職先の企業を見るときにその企業の将来性を重視する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。
<ピジョンの地域別売上高構成比>
<ピジョンの海外売上比率と地域別売上高>
決算期 | 18年1月期 | 19年1月期 |
日本 | 49,734 | 48,455 |
北米 | 8,109 | 7,715 |
中国 | 31,902 | 33,320 |
その他アジア | 7,216 | 9,052 |
その他海外 | 5,600 | 6,203 |
計 | 102,561 | 104,745 |
国内売上比率 | 48.5% | 46.3% |
海外売上比率 | 51.5% | 53.7% |
単位:百万円
ピジョン 有価証券報告書(2019年1月決算)を元に筆者作成
ピジョンの事業別の売上・業績と事業内容
企業が行っている様々な事業を内容ごとに区分したものをセグメントと言います。就職活動、転職活動では企業を選ぶことも重要ですが、同様にその企業のどのセグメントで働くことになるかも非常に大切です。昨今では企業は生き残りをかけて不採算事業の整理・売却を行うことも珍しくありません。不採算事業で働いている場合、給与水準が下がるということや、気が付いたら別の会社に売却されていた、などという笑えない事態も起こりえます。
ピジョンでは以下の6つのセグメントで事業を展開しています。
1.国内ベビー・ママ事業
2.子育て支援事業
3.ヘルスケア・介護事業
4.中国事業
5.シンガポール事業
6.ランシノ事業
セグメントごとの売上高構成比は以下のようになっています。
<ピジョンのセグメント別売上高構成比>
それではここからは、各セグメントごとの事業内容、業績について見ていきましょう。
国内ベビー・ママ事業の事業内容と業績
<主要製品・サービス>
日本国内における授乳関連用品、離乳関連用品、スキンケア用品、ウェットティッシュ類、ベビーフード類、ベビー外出用品、女性ケア用品(サプリメント、マタニティ用品)等の育児用品・女性向け用品の製造販売
<主要会社>
ピジョン、ピジョンホームプロダクツ、PHP兵庫、PHP茨城 他
<業績情報>
決算期 | 18年1月期 | 19年1月期 |
売上高 | 33,841 | 35,593 |
セグメント利益 | 5,928 | 6,096 |
当期利益率 | 17.5% | 17.1% |
従業員数(人) | 397 | 409 |
一人当たり売上高 | 85.2 | 87.0 |
一人当たりセグ利益 | 14.9 | 14.9 |
単位:百万円
子育て支援事業の事業内容と業績
<主要製品・サービス>
日本国内における保育施設運営及び受託、幼児教室運営、ベビーシッターサービス提供等の子育て支援サービスの提供
<主要会社>
<業績情報>
決算期 | 18年1月期 | 19年1月期 |
売上高 | 7,541 | 4,472 |
セグメント利益 | 218 | 169 |
当期利益率 | 2.9% | 3.8% |
従業員数(人) | 1,214 | 591 |
一人当たり売上高 | 6.2 | 7.6 |
一人当たりセグ利益 | 0.2 | 0.3 |
単位:百万円
ヘルスケア・介護事業の事業内容と業績
<主要製品・サービス>
日本国内における失禁対策用品、スキンケア用品、ウェットティッシュ類、車いす類、介護施設向け用品等のヘルスケア用品・介護用品の製造販売及び介護サービスの提供。
<主要会社>
<業績情報>
決算期 | 18年1月期 | 19年1月期 |
売上高 | 7,058 | 6,986 |
セグメント利益 | 468 | 353 |
当期利益率 | 6.6% | 5.1% |
従業員数(人) | 172 | 175 |
一人当たり売上高 | 41.0 | 39.9 |
一人当たりセグ利益 | 2.7 | 2.0 |
単位:百万円
中国事業の事業内容と業績
<主要製品・サービス>
中国、韓国、香港、台湾、ロシア等における育児用品、女性向け用品の製造販売
<主要会社>
PIGEON (SHANGHAI) CO., LTD、PIGEON MANUFACTURINGU (SHANGHAI) CO., LTD.、PIGEON INDUSTRIES (CHANGZOU) CO., LTD.、DOUBLEHEART CO.,LTD 他
<業績情報>
決算期 | 18年1月期 | 19年1月期 |
売上高 | 34,305 | 35,581 |
セグメント利益 | 11,514 | 11,972 |
当期利益率 | 33.6% | 33.6% |
従業員数(人) | 1,894 | 579 |
一人当たり売上高 | 18.1 | 61.5 |
一人当たりセグ利益 | 6.1 | 20.7 |
単位:百万円
シンガポール事業の事業内容と業績
<主要製品・サービス>
シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア島のASEAN諸国及び、インド、オーストラリア、中東諸国等における育児用品、女性向け用品の製造販売
<主要会社>
PIGEON SINGAPORE PTE. LTD.、PIGEON MALAYSIA (TRADING) SDN. BHD.、PIGEON INDIA PVT. LTD.、PIGEON INDUSTRIES (THAILAND) CO., LTD.、PT PIGEON INDONESIA、THAI PIGEON CO., LTD. 他
<業績情報>
決算期 | 18年1月期 | 19年1月期 |
売上高 | 10,286 | 12,133 |
セグメント利益 | 2,488 | 2,744 |
当期利益率 | 24.2% | 22.6% |
従業員数(人) | - | 1,770 |
一人当たり売上高 | - | 6.9 |
一人当たりセグ利益 | - | 1.6 |
単位:百万円
ランシノ事業の事業内容と業績
<主要製品・サービス>
アメリカ、ドイツ、イギリス、トルコ、中国等における育児用品、女性向け用品の製造販売
<主要会社>
LANSINOH LABORATORIES, INC.、LANSINOH LABORATORIES MEDICAL DEVICES DESIGN INDUSTRY AND 、COMMERCE LTD. CO. 、LANSINOH LABORATORIES DO BRASIL LTDA.、LANSINOH LABORATORIES BENELUX、LANSINOH LABORATORIES SHANGHAI 他
<業績情報>
決算期 | 18年1月期 | 19年1月期 |
売上高 | 12,523 | 12,753 |
セグメント利益 | 1,553 | 1,576 |
当期利益率 | 12.4% | 12.4% |
従業員数(人) | - | 256 |
一人当たり売上高 | - | 49.8 |
一人当たりセグ利益 | - | 6.2 |
単位:百万円
ホワイト企業ブラック企業判定(リストラ、残業時間)
ピジョンは従業員にとっての働きやすさはどうなのでしょうか。実際に入社をしてみないとわからない部分は多くありますが、最近では長時間労働や過労死などに対する社会の問題意識が高まっているため、ホワイト企業としてのイメージ作りに力を入れて採用力の強化や離職率の低下を狙う企業も増えています。
就職先や転職先となる企業が従業員にとって働きやすいホワイト企業か、長時間労働やサービス残業が蔓延するブラック企業かを判定するには、従業員の離職率や勤続年数を調べる以外にも、厚生労働省が一定の基準を満たした企業に対して認定するくるみん、プラチナくるみん、ホワイト500(健康経営優良法人)などの認定状況を調べることが有効です。
参考:【厚生労働省HP】くるみん・プラチナくるみんマークについて
また、働き方改革への取り組み状況や過去のリストラ、過労死、労働訴訟などの事例を調べることもその企業が従業員を大切に扱っている会社かどうかを知る上では役に立ちます。
くるみん・・・ピジョンは認定あり◎
くるみんとは、仕事と子育ての両立支援への取り組み状況を厚生労働省が認定する制度で、政府の働き方改革への取り組み要請を受けて認定を受けようとする企業が増えています。くるみんを取得している企業は従業員の健康や幸福に対して積極的な取り組みをするホワイト企業である可能性が高いと推測できます。
ピジョンは2007年、2018の2回、くるみんの認定を受けています。
参考:くるみんの認定基準(一部抜粋)
<全般的事項>
・雇用環境の整備について、2年間~5年間の行動計画を策定、実施し、計画に定めた目標を達成すること
・法及び法に基づく命令その他関係法令に違反する重大な事実がないこと
<残業時間・長時間労働の是正について>
・フルタイムの労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月45時間未満であること
・月平均の法定時間外労働60時間以上の労働者がいないこと
・次の①から③までのいずれかを実施していること
①所定外労働の削減のための措置
②年次有給休暇の取得の促進のための措置
③短時間正社員制度、在宅勤務、テレワークその他の働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備のための措置
<育休制度について>
・計画期間内の女性従業員の育児休業取得率が75%以上であること
・男性の育児休業等取得について、次の①又は②を満たすこと
①計画期間において、男性労働者のうち、配偶者が出産した男性労働者に対する育児休業等を取得した者の割合が7%以上であること
②計画期間において、男性労働者のうち、配偶者が出産した男性労働者に対する育児休業等を取得した者及び育児休業等に類似した企業独自の休暇制度を利用した者の割合が15%以上であり、かつ、育児休業等をした者の数が1人以上いること
・3歳から小学校就学前の子を育てる労働者について、「育児休業に関する制度、所定外労働の制限に関する制度、所定労働時間の短縮措置又は始業時刻変更等の措置に準ずる制度」を講じている
プラチナくるみん・・・ピジョンは認定あり◎
プラチナくるみんは、くるみん認定を受けた企業がさらに高い水準の取り組みを行い、仕事と子育ての両立支援制度の導入や利用が進んでいる企業が認定されるものです。プラチナくるみんの認定を受けている企業は長時間労働の対策や子育て支援を行っていることが認められているため、長期間腰を据えて働ける企業である可能性が高いです。
ピジョンは2018年にプラチナくるみんの認定を受けています。
参考:プラチナくるみんの認定基準(一部抜粋)
<全般的事項>
・雇用環境の整備について、2年間~5年間の行動計画を策定、実施し、計画に定めた目標を達成すること
・法および法に基づく命令その他関係法令に違反する重大な事実がないこと
<残業時間・長時間労働の是正について>
・フルタイムの労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月45時間未満であること
・月平均の法定時間外労働60時間以上の労働者がいないこと
・次の①から③までの全てに取り組み、かつ、①又は②について定量的な目標を定めて実施、達成していること
①所定外労働の削減のための措置
②年次有給休暇の取得の促進のための措置
③短時間正社員制度、在宅勤務、テレワークその他の働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備のための措置
<育休制度について>
・男性の育児休業等取得について、次の①又は②を満たすこと
①配偶者が出産した男性労働者のうち育児休業等を取得した者の割合が13%以上
② 配偶者が出産した男性労働者のうち育児休業等を取得した者及び育児休業等に類似した企業独自の休暇制度を利用した者の割合が30%以上、かつ、育児休業等を取得した者が1人以上いること。
・3歳から小学校就学前の子を育てる労働者について、「育児休業に関する制度、所定外労働の制限に関する制度、所定労働時間の短縮措置又は始業時刻変更等の措置に準ずる制度」を講じている
ホワイト500・・・ピジョンは認定なし✖
ホワイト500とは、経済産業省と日本健康会議が認定する「健康経営優良法人」のうち大規模法人部門の愛称で、従業員の健康に対する取り組みで高い水準にある大規模法人が選ばれます。
残念ながらピジョンはこのホワイト500には認定されていません。
ピジョンの働き方改革への取り組み
厚生労働省が運営している「働き方・休み方改善ポータルサイト」では企業の働き方改革への取り組み事例を検索することができます。共働きが増える現代においては、働き方改革を進めていくことが少子化への重要な施策になることから、政府も長時間労働の抑制やフレックスタイム・テレワークの導入、育休制度などを充実させるよう企業に働きかけを行っています。
入社を検討している場合や、応募を検討している場合、「働き方・休み方改善ポータルサイト」で、該当の企業の取り組み事例が紹介されているか調べてみると良いでしょう。
2019年12月現在、ピジョンについては以下の取り組みが掲載されています。詳細については「働き方・休み方改善ポータルサイト」で検索をしてみてください。
・男性の育児参加と女性活躍の推進 ~育児休業取得率は男性も100%~
・所定外労働の削減 ~19時以降の残業を原則禁止~
・年次有給休暇の取得促進 ~取得予定日の設定と人事部門のフォローアップ~
・所定外労働時間数(月平均)
2014(平成26)年1月期:6.0時間 → 2017(平成29)年1月期:3.75時間
・年次有給休暇の平均取得率(年間)
2014(平成26)年1月期:36% → 2017(平成29)年1月期:49%
ピジョンのリストラ、過労死、労働訴訟
現時点でピジョンのリストラ、過労死、労働訴訟の情報はない、又は入手できていません。
ピジョンの企業研究(その他の会社情報)
ピジョンの歴代社長の経歴
就職先、転職先の企業で働いていくなかで昇進や出世を目指している場合は、その会社の社長の経歴も重要なチェックポイントの一つになります。会社の社長になる人の経歴には大きく分けて4つのパターンがあります。
<社長の経歴の代表的パターン>
①同族会社で創業者やその親族が社長になるケース
②親会社出身の人が社長になるケース
③ヘッドハンティングで他社の社長経験者がなるケース
④新卒や中途入社の人が内部昇格して社長になるケース
①~③のパターンの会社では昇進や出世の難易度が高く(場合によってはノーチャンス)なりますが、④のパターンでは自分の努力次第で会社役員へのチャンスも開けています。もちろん会社での昇進は運の要素も大きいですが、自分にもチャンスがあるのか、或いは全くないのか、の違いは働くときのモチベーションにもつながると思います。ピジョンの社長の経歴は以下のようになっています。
北沢 憲政(2019年4月~現在)
生年月日 1956年1月生まれ
1979年 アスター商事入社
1983年 ピジョン入社
1998年 PIGEON SINGAPORE PTE. LTD. 代表取締役社長
2002年 PIGEON (SHANGHAI) CO., LTD. 代表取締役社長
2012年 取締役上席執行役員中国事業本部長 兼 PIGEON (SHANGHAI) CO., LTD. 代表取締役社長
2013年 取締役常務執行役員中国事業本部長 兼 海外事業本部担当
2014年 取締役専務執行役員 中国事業本部長 兼 海外事業本部担当
2016年 取締役副社長海外事業本部長 兼 中国事業本部長
ピジョンの転職口コミサイトでの評判
就職先、転職先を選ぶ際には求人票や企業サイトの採用情報だけを情報ソースにするのは危険です。これらは企業が優秀な人材を引き付けるために書いたいわば「広告」であり、その企業で働くメリットが強調して掛かれており、一方でデメリットは書かれていないか控え目な書かれ方をします。
就職、転職前にその企業の実態を把握するためには実際にその企業で働く人の口コミ、評判を見るのが大変参考になります。転職口コミサイトはその企業を退職した人や転職を希望する人が書いているので、必要以上にネガティブな情報も多いですが企業の実態を掴むのには大変役に立ちます。
<ピジョンの評判は下記の転職口コミサイトから検索>
・OpenWork 「働く」のすべてを、オープンに(旧Vorkers)
ピジョンの格付け
格付けとは格付け会社と呼ばれる会社がその会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。
国内の代表的な格付け機関である格付投資情報センター(R&I)の発行体格付けでピジョンの格付けを見てみましょう。
<企業ごとの発行体格付け>
ピジョンの格付け情報については現在確認中です。
<参考:格付け定義>
AAA | 信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。 |
AA | 信用力は極めて高く、優れた要素がある。 |
A | 信用力は高く、部分的に優れた要素がある。 |
BBB | 信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。 |
BB | 信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。 |
B | 信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。 |
CCC | 信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。 |
CC | 発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。 |
D | 発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。 |
ピジョンの歴史と沿革
1958年 本社を東京都千代田区に移転
1966年 商号をピジョン株式会社に変更
1978年 PIGEON SINGAPORE CO., LTD.を設立
1995年 東証第二部に上場
1997年 東証第一部に上場
新卒採用、就職情報
<採用コース>
ピジョンの採用コースはA~Eまでの5種類のコースに分かれており、大まかな職種別採用になっています。入社前にある程度の職種が指定できるのは大きなメリットですね。
①選考コースA(開発・品質管理)
・哺乳びんなどの育児用品全般、ベビーカー等の大型商品の商品企画・商品開発
・電動さく乳器などのスマートコネクテッド商品の試験評価、品質管理
②選考コースB(食品開発)
・赤ちゃん用のベビーフードや飲料、マタニティの方向けのサプリメント等の商品企画・商品開発
③選考コースC(事務・管理部門)
・人事、総務、経理、IR広報、経営戦略、法務、購買 等の事務・管理系
④選考コースD(営業・マーケティング部門)
・営業、企画推進、企画リサーチ、Eコマース、広告宣伝、等
⑤選考コースE(外国人留学生向け)
<新卒初任給>
学部卒:230,800円
修士卒:244,200円
<賞与>
年2回(6月、12月)
<昇給>
年1回(4月)
<勤務地>
国内全事業所
<採用人数・採用実績>
2016年度 9名
2017年度 11名
2018年度 9名
2019年度 8名(予定)
<大学別採用実績>
調査中
まとめ(ピジョンの年収、離職率、ホワイト企業度)
ここまでピジョンの年収、離職率、ホワイト企業度をはじめとする企業研究について書いてきました。本記事を参考に企業研究を進めていただき、一人でも多くの方が就職活動、転職活動により理想のキャリア、年収を獲得していただけることをお祈りしています。