就職・転職活動での企業研究のやり方 | 転職人気ランキング企業内定者が解説
就職活動、転職活動を行うときに欠かせないのが企業研究ですが、企業研究のやり方やどのようなポイントに注意して調べれば良いかについては迷われる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、複数回の転職を経て転職人気ランキングトップ10常連企業に内定した経験を持つ筆者、モチタケが解説します。
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就職・転職活動での企業研究のやり方 | 転職人気ランキング企業内定者が解説
- 就職・転職活動での企業研究のやり方 | 転職人気ランキング企業内定者が解説
- 企業研究とは?なぜ就職・転職活動で企業研究をするのか
- 企業研究を行う目的
- 企業研究で収集したい情報
- 企業研究で会社を調べるやり方、方法、ツール
- まとめ 就職転職活動における企業研究のやり方
企業研究とは?なぜ就職・転職活動で企業研究をするのか
企業研究とは、就職活動や転職活動の中で応募する企業について調べたり情報収集をすることで、その企業が自分の就職先・転職先として合っているかを調べる作業です。
企業研究を行う目的
就職活動や転職活動をする中で、企業研究を行う目的は大きく分けて2つあります。
1.その企業が就業先として自分に合っているかを判断するため
企業研究を行う目的の一つ目は、その企業が自分の就職先として合っているかを確認するという目的があります。その企業の事業内容や商品・サービスに興味が持てるか、その会社の事業内容に将来性はあるか、給与水準や就業環境は問題ないか、といった点を確認する必要があります。
2.志望動機や企業にPRすべきポイントを具体化して面接を突破するため
採用選考の中で必ず聞かれる志望動機ですが、その企業について詳しく調べていないと上っ面の志望動機やどこの企業にも当てはまるような志望動機しかいうことができず、採用選考をなかなか突破することができません。反対にその企業について徹底的に調べ、競合他社との比較や商品の競争優位性、その会社の今後の課題などを熟知していれば、おのずと周りと一味違う志望動機を話すことができるはずです。
また、厳しい採用選考を突破するためには、企業研究を通じてその企業はどのような人材を採用としているのか、どのようなポイントをアピールすればその企業で採用されやすいのかという点にも注意を払う必要があります。例えば、その会社がチームワークを重視する職場である場合と、社員同士の競争意識が高い職場である場合では、自分をどのようにアピールすべきかが違ってくるのはお分かりいただけるでしょう。
企業研究で収集したい情報
就職や転職を希望する会社や、気になる会社が見つかったらまずはその会社がどんな会社が調べてみましょう。企業研究ではあらゆる方法を使って企業を徹底的に調べる必要がありますが、まずは以下のような点から順を追って調べていくと良いでしょう。
会社概要、基本情報
・事業内容、取扱製品やサービス
・従業員数
・企業理念
・設立年度、沿革
・本社所在地、本社以外の事業所所在地
・親会社や関連会社の状況
待遇、採用情報
・採用人数
・給与、福利厚生
・募集職種
・応募条件
・選考プロセス
・応募必要書類
・インターンの有無
・福利厚生
財務内容、業績
・売上高、売上高の推移
・利益率、利益率の推移
・海外売上比率
同業他社や競合会社との違い
企業研究をするときは同業他社も同様に調べていくことで企業同士を比較することができるのでおすすめです。
企業研究で会社を調べるやり方、方法、ツール
企業のHP、wikipedia
企業の基本情報を調べる場合には、その企業のHPを見てみたり、零細企業でなければwikipediaで検索してみましょう。
新卒就職活動サイト、転職サイト
企業の採用情報や待遇を調べる際には、就職活動サイトや転職活動サイトをまずは見てみましょう。これらのサイトには就職先を選ぶうえでの最低限必要な情報は網羅されているはずです。
転職活動を行う際には、転職サイトだけを見てしまいがちですがここであえて新卒用の就職活動サイトに登録をしてその企業のページを見てみるのもおすすめです。通常、新卒採用向けのページは転職者用のページよりもよく作りこまれていて情報も多く掲載されています。
注意点としてはこれらの採用ページは企業が優秀な人材を獲得すべく企業のメリットを前面に押し出した「広告」であるということ。ですから、自分にとって魅力的な内容が書かれていてもその内容に裏があるのではないか、本当にそうなのか、という用心深さをもって見ていくことが必要です。
企業のIR資料
企業研究を行う際には、各企業が投資家向けに発信しているIR資料を読み込むのがとても有益です。企業のIR情報はGoogle検索で「○○(会社名) 決算短信」、「○○(会社名) 有価証券報告書」などと検索をすると無料で閲覧することができます。
<IR資料の代表例>
・決算短信
決算短信は、証券取引所に上場している企業が四半期ごとに決算情報等を開示する書類です。
有価証券報告書は、証券取引所に上場している企業が年に1回作成、開示している資料で決算情報のほかにも、役員の経歴、平均年収、平均勤続年収、平均年齢などその会社での働き方を知る上で大変役に立つ情報が記載されています。
・統合報告書(アニュアルレポート)
統合報告書はすべての企業が作成、開示しているわけではありませんが大手企業を中心に作成しています。統合報告書では企業の経営戦略や社長のコメント、経営理念など定性的な情報についても細かく書かれています。
・中期経営計画
中期経営計画は3~5年程度の期間ごとに、今後の会社の経営目標等についてまとめて開示をしている資料です。中期経営計画を読み込むことで今後その会社がどのような報告に進もうとしているか、力を入れていこうとしている事業領域は何かということがわかります。
くるみんや健康経営優良法人など働き方改革への取組を調べる
くるみんとは、「くるみんマーク」、「くるみん認定マーク」、「次世代認定マーク」、「次世代育成支援認定マーク」などと呼ばれるものの愛称名で、少子化対策や子育て支援などに関する一定の基準を満たした企業を厚生労働省が認定する制度です。その企業がくるみんに認定されているかどうかを調べることで、その企業が子育てを行う世代にとっても働きやすい制度を整えているかを確認することができます。
【厚生労働省】くるみん認定及びプラチナくるみん認定企業名都道府県別一覧
まとめ 就職転職活動における企業研究のやり方
ここまで就職活動や転職活動を行う際に必須である企業研究のやり方・進め方について解説をしてきました。企業研究は、自分に合った企業を選ぶということはもちろん、入社してから「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防ぐ目的や、厳しい採用選考を突破するためカギにもなります。
企業研究はやっていくとキリがないものですが、もしその会社に入社をしたら膨大な時間をその会社で費やすことになりますから、めんどくささに負けずに効率的なやり方で徹底的にその企業について調べてみましょう。