よこすか満喫きっぷのモデルコース | 食べる券、遊ぶ券で横須賀観光
「よこすか満喫きっぷ」は横須賀までの乗車券と”食べる券””遊ぶ券”がセットになった、横須賀をお得に観光できるチケットです。横須賀観光にあたり、よこすか満喫きっぷをどれだけお得か体験して来ましたので、よこすか満喫きっぷのモデルコースの一つとしてご紹介したいと思います。
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よこすか満喫きっぷのモデルコース | 食べる券、遊ぶ券で横須賀観光
「よこすか満喫きっぷ」は2017年に販売が開始され、横須賀エリアまでの往復乗車券と、横須賀エリアの定見店舗でサービスが受けられる”食べる券”、”遊ぶ券”の3枚がセットになったお得な切符です。
<よこすか満喫きっぷの3点セット>
①横須賀エリアまでの往復乗車券
京急線の横須賀エリア各駅までの乗車券(途中下車可、横須賀エリア内は乗り降り自由)と、京急バスが乗り放題。
②食べる券
横須賀エリアの飲食店で食事ができるチケット。横須賀名物の横須賀ネイビーバーガーや横須賀海軍カレーなどが楽しめます。
利用可能店舗:食べる券の利用可能店舗【京急HP】
③遊ぶ券
横須賀エリアの提携店舗や観光施設で利用できるチケット。美術館やスパ、軍艦の見学などが利用できます。
利用可能施設:遊ぶ券の利用可能施設【京急HP】
<料金>
出発駅(主要駅のみ記載) | 料金 |
品川から | 3,110円 |
京急蒲田から | 3,110円 |
京急川崎から | 3,110円 |
横浜から | 3,010円 |
上大岡から | 2,860円 |
金沢文庫から | 2,860円 |
横須賀エリアから (汐入~浦賀) |
2,730円 |
<きっぷの購入方法>
よこすか満喫きっぷは、京急線の各駅で購入できます。購入の際はクレジットカードは利用できず、現金またはsuica・pasmoでの支払いになります。
よこすか満喫きっぷでの横須賀観光はお得か!?【おすすめ】
横須賀エリアまでの乗車券、横須賀観光がセットになったよこすか満喫きっぷですが、実際どれくらいお得に旅ができるのでしょうか。今回の日帰り旅行ではよこすか満喫きっぷで以下のサービスが利用できました。
<よこすか満喫きっぷで利用したサービス>
品川から汐入までの乗車代 | 650円 |
TSUNAMIのネイビーバーガー | 1760円 |
記念艦「三笠」見学 | 600円 |
記念艦「三笠」見学のお土産 | ?円 |
三笠公園から横須賀中央駅へのバス | 180円 |
横須賀中央駅から品川までの乗車代 | 650円 |
合計 | 3840円 |
品川でよこすか満喫きっぷを購入するときの料金は3110円なので、かなりお得に旅行ができたことになりますね!それでは今回の観光の工程と見どころを、モデルケースとして写真とともにご紹介したいと思います。
よこすか満喫きっぷで京急に乗り横須賀観光へ!おすすめのモデルコースを紹介
横須賀エリアまでは品川から約50km、京急線の快特なら50分前後で到着します。東京エリアからの日帰り旅行にちょうど良い距離感ですね。横須賀はアメリカ海軍基地があったり、横須賀ネイビーバーガー、横須賀海軍カレーなどグルメも盛りだくさんのエリアです。
品川から横須賀方面へ進んでいき横浜を過ぎると、景色に緑が増えて来るとともに建物の喧騒が和らいで、癒される空気になって来ます。
目的の汐入駅に到着しました!まずはよこすか満喫きっぷの食べる券を使って、横須賀ネイビーバーガーを食べに行きます。
【食べる券モデルコース】TSUNAMI/ツナミで横須賀ネイビーバーガー、海軍カレーを食べる
横須賀ネイビーバーガーは横須賀エリアの人気店「TSUNAMI」でいただくことにしました。
TSUNAMI/津波(ツナミ)に到着!店先には横須賀ネイビーバーガー、海軍カレーの文字。
TSUNAMI/津波(ツナミ)は隣通しに2つ建物が並んでいますが、同じお店だそうです。鉄人28号のオブジェが目印なので簡単に見つけることができます。
TSUNAMI/津波(ツナミ)には、ボブ・サップ、モヤモヤさまぁーずも来店しているみたいですね。 今回は11時台のお昼のピーク前に入ったのでギリギリ並ばずに入れましたが、私たちが入店すると続々とお客さんがやってきました。私たちが帰るときには、お店の外に入店待ちの列ができていましたので、休日のランチタイムに行くならピーク時をずらして行くのがおすすめですね。
TSUNAMI/津波(ツナミ)の店内には有名人のサインがずらり。
TSUNAMI/津波(ツナミ)で食べる横須賀グルメ
ハンバーガーのメニューは、横須賀ネイビーバーガーとお店のオリジナルバーガーがあり、種類はたくさんあります。ロナルドレーガンやトランプなど、アメリカの大統領にちなんだハンバーガーメニューが面白いですね。第7艦隊バーガーという超ビックサイズのハンバーガーもあります。ハンバーガーは注文が入ってからパティを焼いていくので15分ほど時間が掛かります。
定番のよこすか海軍カレーや具沢山のしらせカレー、そのほかにもいろいろメニューがあります。
壁にはオバマバーガーのポスター。
よこすか満喫きっぷの食べる券で、横須賀ネイビーバーガーか海軍カレーが選べる
TSUNAMI/津波(ツナミ)では、よこすか満喫きっぷの食べる券で横須賀ネイビーバーガーか横須賀海軍カレーが選べます。横須賀の2大グルメが選べるのは嬉しいですね!
<よこすか満喫きっぷで選べるメニュー>
・ジョージワシントンバーガー1600円(税抜)
・よこすか海軍カレー(サラダ・牛乳付き)1200円(税抜)
よこすか満喫きっぷを利用するときは、注文の際にきっぷ利用の旨を伝えて店員にきっぷを渡せばOKです。
【食べる券】横須賀ネイビーバーガー(ジョージワシントンバーガー)
ジョージワシントンバーガー1,600円(税抜)
そもそもネイビーバーガーとは、アメリカの海軍が食べていたハンバーガーのレシピを、友好の証として横須賀市が提供してもらい、それをもとに開発されたハンバーガーのこと。ネイビーバーガーの特徴としては、赤身の多い牛肉100%のミートパティにシンプルな味付けが施され、肉本来の味が楽しめるハンバーガーになっています。横須賀ネイビーバーガーは今ではブランド名になっていて、横須賀地区の十数店舗でしか食べられません。
ツナミのネイビーバーガー(ジョージワシントンバーガー)は、カリカリに焼かれたバンズに目玉焼き、レタス、オニオン、トマト、ミートパティがサンドされています。つまようじが上から刺してあって何とか形を保っていますが、分厚すぎて食べるのがなかなか難しい。。 ミートパティはネイビーバーガーの基本通り、赤身中心の牛肉100%で「肉を食べてる」感がしっかりあるハンバーガーです。外はカリッと、中はふんわり焼かれたバンズがおいしいハンバーガーです。
【食べる券】横須賀海軍カレー(サラダ・牛乳付き)はコクがあっておいしい
よこすか海軍カレー(サラダ・牛乳付き)1,200円(税抜)
ツナミの海軍カレーは、具に牛肉、人参、じゃがいもが入っていて、カレールーにとてもコクがありごはんによく合います。トッピングには必ず、サラダと牛乳が付いてきます。
海軍カレーとはもともと、日本海軍が長期航海による栄養不足を補う食事として、イギリス海軍が食べていたカレーのレシピを参考に、小麦粉でとろみをつけたカレーをご飯に添えて食べ始めたのが起源と言われています。 明治時代の日本海軍では、長期航海での栄養不足を原因とする脚気で多くの兵士が病死していたため、調理が簡単で肉や野菜など栄養をバランス摂取できるカレーを兵士の間で普及させて、脚気による病死者を激減させることに成功したそうです。
ちなみによこすか海軍カレーには五原則と呼ばれるルールがあるそうです。
<よこすか海軍カレー五原則>
○その1 「海軍割烹術参考書」(明治41年)のレシピをもとに現代に復元したカレーです
○その2 原則として、横須賀市内でしか提供できません
○その3 必ずサラダと牛乳をセットして提供しています
○その4 よこすか海軍カレーは「ご当地グルメ」です B級グルメではありません
○その5 カレーの街よこすかの認定店だけが名称使用を許可されています
出典:横須賀海軍カレー本舗
TSUNAMI/津波(ツナミ)の店舗情報
TSUNAMI/津波(ツナミ)は横須賀ネイビーバーガーと海軍カレーが一緒に楽しめる人気店なので、よこすか満喫きっぷの食べる券の利用におすすめです!
アクセス:京浜急行本線「汐入」駅徒歩5分、「横須賀中央」駅徒歩10分
住所:神奈川県横須賀市本町2-1-9
営業時間:11:00–22:00(LO21:00)
定休日:1月1日 客席:約30席
たばこ:禁煙 クレジットカード:可
<食べログサイト> TSUNAMI/ツナミ 横須賀ネイビーバーガー、海軍カレー
横須賀ネイビーバーガーと海軍カレーでお腹いっぱいになったので、次の横須賀観光に向かいます。
【遊ぶ券モデルコース】横須賀のおすすめ観光スポット記念艦三笠を見学
どぶ板通りでネイビーバーガーを食べた後は、横須賀の三笠公園で保存されている戦艦、記念艦「三笠」を見に行きます。三笠公園へはどぶ板通りから徒歩10分ほど、汐入駅からでも徒歩15分ほどで着くことができます。
記念艦「三笠」の船内は見学施設になっていて、よこすか満喫きっぷの遊ぶ券を利用して入場することができます。記念艦「三笠」は全長131mの巨大な戦艦で、日露戦争の時に東郷平八郎指揮のもと、ロシアのバルチック艦隊を撃破した当時最新鋭の戦艦でした。大正15年に記念艦として保存されることになり、現在は船内が見学施設になっています。
記念艦「三笠」は海の上に浮かんでいるわけではなく、現在は地面に埋められています。
船内の見学ルートは30分コースと60分コースがあります。今回は60分コースで周りましたが、60分では周りきれないくらい盛りだくさんの内容になっています。余裕をもって2時間くらいみておくと満喫できると思います。
デッキからは三笠の大砲が間近に見られます。
こちらは操舵室。舵輪(船のかじを取るハンドル)は日露戦争当時のもの。
戦艦「三笠」が活躍した日露戦争でのバルチック海戦での活躍を再現した、日本海海戦操艦シミュレーターというゲームがあります。当時の大将東郷平八郎になりきることができる!?日本海海戦操艦シミュレーターは満席だったので、実際に遊ぶことはできませんでした。
当時の船内と乗組員の様子も展示されています。これはかなり過酷。。
記念艦三笠のお土産が貰える【遊ぶ券でサービス】
遊ぶ券を利用して記念艦「三笠」に入場すると、売店で利用できるお土産引換券が貰えます。砲弾をイメージしたという謎のお菓子を貰いました。(落花生のお菓子だそうです。)
<記念艦「三笠」>
公式HP:世界三大記念艦 三笠
入場料:600円(一般)※遊ぶ券の利用で無料
所要時間:30分~120分ほど
【モデルコース番外編】無人島・猿島の探検ツアーへ ※よこすか満喫きっぷ対象外
記念艦三笠を見た後は、三笠公園から船で10分でアクセスできる無人島・猿島を観光します。
※猿島観光では、よこすか満喫きっぷは使えませんのでご注意ください。
猿島とは?観光の見どころ
猿島は東京湾唯一の自然島。東京湾にはアクアラインの中継地点である海ほたるやお台場などが島として存在しますが、これらは人工の埋め立て地なので、東京湾にある自然の島という意味ではこの猿島だけです。 猿島は周囲1.6km、面積約5万5千㎡で東京ドーム1個分ほどの小さな島で、数時間あれば十分に観光できてしまいます。
猿島の名前の由来は、日蓮宗の宗祖である日蓮にまつわる伝説が起源だと言われています。日蓮が千葉から鎌倉まで、布教のため海を渡っていたところ、予想外の悪天候に見舞われ猿島に漂着しました。すると日蓮の前に白い猿が現れ、陸地の方を指さしたため、日蓮はこれを陸へ進めという導きだと考え、再び船で陸地へ渡ったそうです。この言い伝えからこの島は猿島、去る島と呼ばれるようになったと言われています。ちなみに猿島に本物の猿はいません。
猿島は明治~昭和にかけて防衛のための砲台が置かれ、東京湾から外敵の侵入を防ぐ要塞の役割を担っていました。そのため昔は一般人の立ち入りが制限されており、手つかずの自然や要塞跡が残りました。猿島は2015年に国史跡にも指定されています。
<猿島の地図>
<猿島オフィシャルPV>
三笠公園からフェリーで無人島猿島へ
記念艦三笠からすぐのところに猿島行きのフェリーチケット売り場があります。
フェリー代は猿島への入島料含めて1,400円。クレジットカード、ペイペイが使えますが、フェリー代のうち入島料200円だけは税金のため現金で支払う必要があります。 フェリーは1時間間隔で運行されていて、座席は自由席です。
運航表:無人島・猿島 時刻表・料金
チケット売り場のすぐ横がフェリー乗り場になっています。
フェリーは2階建の高速船。船内は自由席になっているので、希望の席を取りたい場合は早めにフェリー乗り場に並ぶようにしましょう。
フェリーが出航すると、猿島がどんどん近づいてきます。
乗船時間はわずか10分ほど。あっという間に猿島に到着です。
桟橋を通っていよいよ猿島の島内へ進みます。
猿島観光は無人島探検ツアーへの参加がおすすめ
猿島の島内をガイドしてもらえる探検ツアーがあると聞き、参加することにしました。ツアーはフェリーの時間に合わせて開始されるので集合場所に向かいます。 島内の探検ツアーは一日に3回開催されており、所要時間は約45分。ワンコイン500円で猿島の森の中に残る”異空間”、旧日本軍の要塞跡を現地を知り尽くしたガイドが案内してくれます。
開催日程 | 毎週土日祝日(欠航日を除く) |
料金 | 一人500円 |
所要時間 | 約45分 |
開始時間 | 【1回目】 10:45~(三笠発10:30便に乗船) 【2回目】 12:45~(三笠発12:30便に乗船) 【3回目】 14:45~(三笠発14:30便に乗船) |
公式HP:猿島探検ツアー ㈱トライアングル
島の奥へ進む入り口で杖を借りることもできます。そこまで険しい道でもないので特に不要かと思います。雰囲気を楽しみたい方は持っていきましょう。
猿島は無人島ですが自販機もあります。しかし、離島だけあって値段は高め。できれば飲み物は猿島に渡る前に買っておきましょう。
猿島の森の奥へ入っていきます。道はきれいに整備されています。
幻想的な猿島の要塞跡。
使われなくなった階段は自然に飲み込まれています。
こちらは旧日本軍の兵士たちが使ったお風呂。に見せかけたトイレだそうです。
山側の壁をトンネル状に掘って、弾薬庫が作られています。明治、昭和時代に作られた砲台で使用する弾薬を保管していました。
猿島では天空の城ラピュタを思わせる手つかずの自然が観光できる
天空の城ラピュタを彷彿とさせる壁をつたってのびる木の根。
猿島は明治~昭和時代に東京湾周辺の防衛のため、砲台が作られました。しかし、その後は人の手がほとんど入っていないので手つかずの自然が多く残っています。
廃墟感が漂う建物。
猿島の頂上に向けて階段を登ります。
猿島の最高地点(標高40メートル)にある展望台からは東京湾が一望。
展望台からは横須賀の海軍基地、横浜ランドマークタワー、うっすらとスカイツリーも見えます。展望台を見た後は猿島の入り口に戻り、約45分のガイドツアーは終了です。
猿島の入り口にある砂浜。夏はバーベキュー客で賑わいます。
砂浜からは横須賀の観音崎、その向こう側には房総半島の君津・木更津まで見えます。
猿島から帰るフェリーの最終便は12月~2月だと16時。猿島には条例により宿泊できないことになっているため、島のスタッフ含めた全員が最終便までに帰路につきます。
【猿島~三笠公園~横須賀中央駅】よこすか満喫きっぷで東京に戻る
フェリーで三笠公園に戻ってきた後は、三笠公園のバス停から横須賀中央駅へ向かいます。
バスにはよこすか満喫きっぷで乗れますが、本数が非常に少ないのでタイミングによっては歩いて帰った方が早いです。
横須賀中央駅に到着。ふたたびよこすか満喫きっぷで東京に帰ります。
まとめ よこすか満喫きっぷのモデルコース | 食べる券、遊ぶ券で横須賀観光
横須賀の日帰り観光がお得に楽しめる「よこすか満喫きっぷ」は最高でした!みなさんも天気の良い日に横須賀に足を運んでみてはいかがでしょうか。