楽天カードの締め日は? ポイント還元率、年会費、付帯保険をFPが解説
本記事では楽天市場などの楽天グループのサービス利用者必携のクレジットカード「楽天カード」について、メリットデメリット、ポイント還元率、年会費、締め日などをファイナンシャルプランナー(FP)資格の最高位であるCFPを持つ筆者がわかりやすく解説します。
楽天カードマンのテレビcmでもおなじみの楽天カードは、楽天グループの楽天カード株式会社が発行しているクレジットカードで、楽天ショッピングや電子マネーの楽天edyのユーザーに大変お得なカードです。
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楽天カードの締め日は? ポイント還元率,年会費,付帯保険をFPが解説
- 楽天カードの締め日は? ポイント還元率,年会費,付帯保険をFPが解説
- 楽天カードの概要とメリットデメリットを20秒で解説
- 楽天カードの種類
- 楽天カードのポイント還元率は 0.5〜3.0%
- 楽天スーパーポイントの使い道、交換先
- ポイントの有効期限と失効ルール
- 楽天カードは楽天edy、楽天ポイントカードと一体型にできる
- 海外旅行保険は「利用付帯」タイプ
- 国内旅行保険は付帯されない
- カード盗難保険
- 楽天ゴールドの締め日と支払日
- 入会費、年会費、解約手数料などの費用は?
- 楽天カードで選べる国際ブランド
- 楽天カードで選べる支払い方法
- 楽天カードの利用限度額と上限金額
- 楽天カードのポイント還元率、年会費、締め日のまとめ
楽天カードの概要とメリットデメリットを20秒で解説
まずは20秒でわかるように楽天カードの概要とメリットデメリットをまとめました。
<楽天カードの概要とメリットデメリット>
・ポイント還元率は0.5%~3.0%
・貯まったポイントは楽天市場で使用したり楽天EdyにチャージができるANAマイルやTポイントなど幅広く交換可能
・クレジットカードに楽天ポイントカードや楽天Edyの機能をつけることができるのでかさばらない
・年会費、発行手数料は無料
・海外旅行保険は利用付帯で最高2000万円(国内旅行保険はなし)
・支払いは毎月月末締め、翌月27日支払い
<楽天カードHP>
それでは、ここから楽天カードの詳細について解説していきたいと思います。
楽天カードの種類
楽天カードは、その特典や限度額によって多数のカードが発行されています。その中で今回はデフォルトのカードである”楽天カード”について解説をしていきます。
<現在発行されている楽天カードの種類>
楽天カードのポイント還元率は 0.5〜3.0%
ポイント還元率とは、「クレジットカードをいくら使うといくら分のポイントが貯まるか」の割合のことを言います。例えば、クレジットカードで10000円分のお買い物をして50円相当のポイントが貯まった場合には、50円÷10000円でポイント還元率0.5%ということになります。一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%程度に設定されている場合が多いです。
楽天カードのポイント還元率は利用シーンごとに異なり、整理すると以下のようになります。
<還元率1.0%>
通常のショッピング、公共料金のお支払い
<還元率2~3%>
楽天市場でのショッピングをはじめ、楽天ブックス、楽天トラベルなどの楽天系列のサービス利用時には、還元率がアップします。
<還元率0.5%>
楽天カードから、楽天カードに付帯されている電子マネーの楽天Edyへチャージした場合には、還元率は0.5%となります。
また、楽天Edyをお買い物で使用した際にも0.5%相当のポイントが付きますので、合計すると楽天Edyの使用による還元率は1.0%にすることができます。
楽天カードのポイント端数計算
クレジットカードのポイント還元率を比較するときには、ポイントの端数計算を注意してみる必要があります。端数計算は細かい点ではありますが、コンビニで細かい買い物をするのにクレジットカードを利用していると、積もり積もって大きな違いになります。
楽天カードで貯まるポイントは月間の利用額100円ごとに付与されることになっています。そのため、毎月100円未満の利用額は切捨てになってしまいます。
楽天スーパーポイントの使い道、交換先
楽天カードの利用で貯まったポイントは、①楽天系列のサービス ②楽天ポイントカードの加盟店 ③楽天Edyへのチャージ の3通りの使い方があります。
<①楽天系列のサービスで使う>
楽天市場、楽天ブックス、楽天トラベルをはじめとする各種楽天のサービスで1ポイント=1円として使用することができます。
<②楽天ポイントカード加盟店で使う>
楽天ポイントカードの加盟店では、1ポイント=1円としてポイントを使用することができます。楽天ポイントカードの加盟店は、急激に対象店舗を拡大しているため普段利用される店舗が一つ以上はあるのではないでしょうか。代表的な加盟店をいくつかご紹介します。
・マクドナルド
・大戸屋(定食屋)
・くら寿司
・大丸、松坂屋
・出光石油
楽天カードで貯めたポイントは、1ポイント=楽天Edy1円 として、楽天Edyにチャージして使用することができます。
ポイントの有効期限と失効ルール
<通常ポイント>
最後にポイントを獲得した日から1年間が有効期間となりますが、有効期間内に1度でもポイントを獲得した場合は有効期限が延長となります。つまり、期間中に100円以上の支払いをするだけで有効期間を延長させることができるのでポイント消滅のリスクは極めて少ないカードと言えます。
<期間限定ポイント>
期間限定ポイントとは、楽天が不定期で実施しているキャンペーンなどで付与されるポイントで、通常ポイントとは別の有効期限が定められています。期間限定ポイントは通常ポイントに比べて有効期間が短く、有効期限の延長制度もないので期間限定ポイントが貯まっているときには早めに使うようにしましょう。
楽天カードは楽天edy、楽天ポイントカードと一体型にできる
楽天カードは、楽天edyと楽天ポイントカードと一体型にすることができるので、楽天edyや楽天ポイントカードを利用している方にとっては複数のカードをまとめることができます。
楽天edyは、全国35万店以上で使用することができる電子マネーで200円の利用ごとに1楽天スーパーポイントが貯まります。
また、楽天edyはチャージの際にクレジットカードを利用することができるので、チャージの時と利用の時でポイントの2重取りをすることができます。
海外旅行保険は「利用付帯」タイプ
楽天カードの海外旅行保険は、「利用付帯」と呼ばれるタイプの海外旅行保険で、楽天カードで定められた支払いをした場合のみ海外旅行保険が適用になります。
海外旅行保険の適用要件
下記の①、②のいずれかを楽天カードで支払っている場合に海外旅行保険が適用となります。
①自宅から出発空港までの交通費(電車、バス、タクシー、国内航空券代等)
②海外旅行代金(海外航空券代、海外ツアー料金)
自宅から出発空港までの自家用車代(ガソリン代や高速道路料金など)、レンタカー料金、空港利用税などは、上記の①、②に含まれていませんので、楽天カードで海外旅行保険の適用を受けようとする場合は、ぜひご注意ください。
補償内容
補償内容としては、一般的なクレジットカード付帯海外旅行保険の内容となっています。
・障害死亡、後遺障害(最高2000万円)
・障害治療費用(最高200万円)
・疾病治療費用(最高200万円)
・賠償責任(最高2000万円)
・救援者費用(最高200万円)
・携行品損害(最高20万円)
なお楽天カードに付帯されているのは海外旅行保険のみで、国内旅行保険は付帯されていません。楽天カードの中で国内旅行保険が付いているのは楽天プレミアムカードですね。
国内旅行保険は付帯されない
楽天カードには国内旅行保険は付いていません。
カード盗難保険
楽天カードにはカードの紛失や盗難に備えてカード盗難保険が付帯されています。カード盗難保険とは、カードの紛失や盗難に伴いカードの不正使用をされた場合にその不正使用にもとづく支払いを免除してくれる補償です。楽天カードの場合には、カードの紛失、盗難の連絡をした日の直前2か月間に決済された不正使用が補償の対象になります。
<カード盗難保険の申請手続きの流れ>
①楽天カードの紛失盗難専用ダイヤルへ電話をする
②必要書類の記入、送付
③楽天カード側で保険適用の可否の審査
④審査が下りれば不正使用による決済金額の免除
楽天ゴールドの締め日と支払日
楽天ゴールドでは、利用金額の締め日と支払日は以下のように設定されています。
<締め日>
請求金額の締め日は毎月月末
<支払日>
支払日は締め日の翌月27日(銀行休日の場合は翌営業日)
(例)
わかりやすく例をあげると、3月1日~3月31日の間のカード利用代金を4月27日に支払うイメージになります。
入会費、年会費、解約手数料などの費用は?
入会金 | 無料 |
カード発行手数料 | 無料 |
年会費 | 無料 |
解約手数料 | 無料 |
入会金、カード発行手数料、年会費、解約手数料はすべて無料となっています。
楽天カードで選べる国際ブランド
楽天カードは、日本のクレジットカードでは珍しく、2018年9月からAmericanExpressブランドが追加されました。これによりVISA、Mastercard、JCB、AmericanExpressの4種類の国際ブランドに対応となりました。
楽天カードで選べる支払い方法
1回払い、2回払い、ボーナス1回払い、ボーナス2回払い、分割払い(3~36回分割)、リボ払いから選択することができます。リボ払いや分割払いで金利手数料を支払うと、あっという間にポイント還元率以上の損失が出てしまいますので、できるかぎり金利手数料の発生しない支払い方法を選択してください。
支払方法 | 金利手数料 |
1回払い | なし |
2回払い | なし |
分割払い(3~36回) | あり |
ボーナス1回払い | なし |
ボーナス2回払い | あり |
リボ払い | あり |
楽天カードの利用限度額と上限金額
楽天カードの利用限度額は当初は10万円~30万円程度で設定されますが、審査により最大100万円まで上げることが可能です。
利用限度額とはそのクレジットカードを使用してどれだけの金額の買い物ができるかとの上限です。この利用限度額は毎月の支払金額のことではなく、クレジットカードで買い物をした金額のうちまだクレジットカード会社に支払っていない金額のことになります。例えば、7月~11月の間に12月のボーナス一括払いで支払いをしている場合、7月~11月の間のお買い物の合計額がクレジットカードの利用限度額の範囲内である必要がありますのでご注意ください
<利用限度額とは?>
✖ 毎月の利用限度額
〇 クレジットカード会社にまだ支払っていない金額の合計
利用可能額の初期設定は、審査を受けた時点での個人の収入や職業によって異なり、正社員など定期的な収入のある方の場合には高めに設定されていたり、一方、フリーターや専業主婦のように定期的な収入がない方の場合には10万円など低めに設定されたりします。
利用可能限度額の初期設定が低く設定されてしまった場合であっても、クレジットカードを定期的に利用して支払いをきちんと行っていれば後日利用可能限度額を上げてもらうことも可能になります。
楽天カードのポイント還元率、年会費、締め日のまとめ
楽天カードは、通常時の還元率も1%と高いので楽天ユーザーに限らずメインカードとして利用いただけるスペックだと思います。
私も楽天Edyへのチャージの時には、楽天カードを使用してポイントを貯めています。
楽天カードのデメリットと言えば、楽天からの宣伝メールがたくさん届くようになってしまうというところくらいでしょうか。
そのほかは、年会費無料でポイントもとても貯まりやすいカードなのでメインカードを探している方にもぴったりのカードでしょう。
<楽天カード公式>