転職×副業×投資で1億円 モチタケブログ

転職、副業、投資を駆使して金融資産1億円を目指します。

タワマンに住むメリットデメリット | タワマンの定義や地震時のリスクを解説

多くの人にとってあこがれの住居でもあるタワーマンションホリエモンも以前六本木ヒルズに住んでいたように、タワーマンションにはIT社長をはじめとするセレブが住むイメージがあり、いつかは住んでみたいという方も多いのではないでしょうか。

タワマンに住むメリットデメリット タワマンの定義や地震時のリスクをFPが解説

 

ワードプレスブログに移転しました。

 

そんなタワーマンションも近年では建設ラッシュにより供給量が増えており、一般市民でも手が届く物件が出てきています。本記事では、いつかはタワーマンションに住んでみたい、具体的に購入を始めている、という方に向けにタワマンのメリットとデメリットを整理しました。

タワマンに住むメリットデメリット タワマンの定義や地震時のリスクをFPが解説

そもそもタワマンとは?定義は決まっている?

実はタワーマンションという言葉には具体的な定義は決められていません。しかし、一般的には建築基準法で定められている「超高層建築物」に該当する60m超の高さのマンションがタワーマンションと呼ばれています。60m超は階数にすると20階程度になりますので、概ね皆さんのイメージとも合致するのではないでしょうか。

 

 

タワマンは東京都心を中心に建設ラッシュが続く

東京都心を中心にタワーマンションの建設ラッシュが続いています。一般庶民のあこがれの住居ともいえるタワーマンションですが、その建設ラッシュのきっかけとなったのは1997年の建築基準法の改正です。この改正により、容積率(その土地に建てることができる土地面積あたりの建物床面積。例えば、容積率200%なら土地1㎡に建物床面積1㎡×2階建=2㎡の建物が建設できる。)の規制が緩和されるとともに、日影規制(他の空間に日照を確保することを目的した建築物の高さの制限規制)からタワーマンションが適用除外となったことにより、三菱地所住友不動産三井不動産などの大手不動産デベロッパーによるタワマン建設ラッシュが始まりました。つまり、タワマンの歴史は意外と浅く、まだ建設が始まって20年程度ということになります。

 

<1997年の建築基準法の改正>

・建物建設時における容積率の規制が緩和

日影規制の対象からタワマンが除外

 

 

タワマンのメリット

それではタワーマンションに住むことには一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

上層階の眺望の良さ

タワマンに住みたい理由として必ずあがるのがその眺望の良さです。タワマンでは窓の開口部を広めにとっている物件が多く、特に上層階であれば視界を遮るものがない素晴らしい見晴らしを手に入れることができます。当然ですが日当たりも非常に良いです。

 

 

上層階は虫(蚊、ゴキブリ)がでにくい

一般的に3階以上のフロアになると虫がでにくくなると言われています。特に上昇会では夜に電気をつけたまま窓を開けても虫が入ってくることがないので、夜のすずしいベランダでゆっくりくつろぐなんてこともできます。1階や2階で夜に窓を開けていたらすぐに窓から虫が入ってきます。。

 

 

共用施設が充実している

タワーマンションのメリットとして多くあげられるものの一つに共用施設が非常に充実している点があります。タワマンでは一つの建物に多くの人が暮らすことになるので、スポーツジムやラウンジ、さらには専用コンシェルジュなどを共用施設として設けているところがあります。世帯数が多いので1世帯当たりの費用負担が少なく、充実した共用施設を利用できるのもタワマンの魅力です。

 

 

セキュリティ、防犯がしっかりしている

タワーマンションは入り口のオートロックや監視カメラなどセキュリティ、防犯対策がとてもしっかりしています。また上層階は周囲から窓をのぞかれることがなく、物理的にも空き巣などが入りにくくなっています。女性の一人暮らしや子供を留守番させることが多いご家庭も安心して生活することができます。

 

 

タワマンは地震時に倒壊のリスクが少ない

高さ60m以上のタワーマンションを建てるときには、地震に対する耐性について国土交通大臣の認定を受ける必要があります。その規制をクリアするため免振装置を付けるなど地震の揺れに対して万全の対策をしている建物が多いです。地震の多い日本ですから地震による倒壊のリスクが少ないのは安心ですね。

 

 

タワマンのデメリット

タワマンに住むデメリットは地震や災害のリスク

そんなタワーマンションもメリットばかりではありません。購入を検討する前にはデメリットも認識しておきましょう。

 

 

管理費が高い

タワーマンションは一つの建物に多くの人が暮らすことになるので、共用設備を充実させていることが多いです。しかし、それらの共用設備の設置、維持費用はすべて住民からの管理費等から支払われているため、共用設備のない低層マンションより管理費が高くなる傾向にあります。

 

 

洗濯物が外に干せない場合がある

マンションの管理組合の規定により洗濯物がベランダに干せないケースがありますので、購入を検討される際にはよく確認するようにしてください。タワーマンションの上層階は地上付近より風が強いため窓から、洗濯物が風で飛んで行ってしまうのを防ぐ目的であったり、そのタワマンの外観をスタイリッシュで生活感が少ないものに保つことでタワマン自体のブランド化をしたり、マンション価格の下落を防ぐという意味もあります。 

 

 

スマホの電波が入りにくいことがある

タワマンの上層階に住んだ場合、自宅にスマホの電波が入りにくいケースがあります。これはスマホをはじめとする携帯電話の電波の基地局の高さは地上約40m程度であり、そこから電波は地上に向けて下向きに発信されています。そのため、基地局の高さより高い40m以上にある部屋(概ね13階程度)の場合、電波が入りにくいケースがあります。最もデータ通信が主流の現在では、自宅にwifiを飛ばせば問題ないケースがほとんどですが、購入を検討される場合は必ず電波のチェックは行うようにしましょう。

 

 

地震の時の揺れが大きい(特に上層階)

タワマンは地震対策がしっかりしていることから倒壊のリスクはかなり少ないものの上層階に住んでいる場合は揺れが大きくなるというデメリットがあります。これは長い棒を持って左右に振っていただくとよくわかると思いますが、上の方にいくほど揺れる幅が大きくなるのです。タワマンの上層階に住む場合は家具の固定など、地震対策をしっかりしておくことが重要です。

 

 

停電や災害でエレベーターが使えないとキツイ

タワマンの上層階に住んでいる場合、階段での上り下りはできないため移動は常にエレベーターになります。停電や災害でエレベーターが停止してしまった場合、自宅からの外出や帰宅が非常に困難になります。災害時には多くの建物でエレベーターの停止が起こることから復旧作業を行う人出が不足し再稼働までには長い時間が掛かります。停電の場合にも、電源が回復した後にエレベーターの保守点検などを行わないとエレベーターを稼働させることができません。 

 

 

タワマン上層階で火災に遭うのは怖い

タワマンに住んでいてもっとも怖いのが火災です。マンションの出入り口は基本的に1階しかないことから避難をするときには下の階まで降りていく必要があります。しかし、階段やエレベーターを伝って火や煙は上層階に上がってくるので避難をするのは非常に難しくなります。

なお、高さ100m以上のタワマンの場合には緊急時用に屋上にヘリポートを設置することが義務付けられているのでそこから脱出をすることも可能ですが、タワマンに住む大量の住人がスムーズに脱出できるかというのは疑問が残ります。

 

 

災害時の水害やごみ、汚水問題

タワマンの上層階では水道を使うためにポンプで水をくみ上げています。そのため災害時には上層階で水が使えなくなったり、トイレが流れなくなるという事態が想定されます。また、東日本大震災の時には上層階で流した汚水がきちんと排水されず、下層階で逆流するという恐ろしい被害もありました。また、災害時にはごみ収集車がまわれなくなるためタワマンに住む大量の住人のごみが行き場を失うということも考えられます。

 

 

タワーマンションの定義とメリット、デメリットのまとめ

今回は憧れのタワーマンションについてそのメリットとデメリットを解説しました。いつかは住んでみたいタワーマンションですが、購入を検討する際にはメリットとデメリット、物件価格や賃料をよく比較検討して、入居を決めていただければと思います。