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オリックス株の買い時と将来性【株価推移、株主優待、配当金権利確定日】

本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、オリックス株主優待、配当金、株価、業績などの情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。

 

オリックスの株主優待、配当利回り、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

 

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オリックス株主優待配当利回り、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

 

オリックスの株価と買付情報

オリックスの株式買付情報>

上場市場 東証第一部  
証券コード 8591  
業種 その他金融  
株価 1,865
単元株数 100
最低買付価格 186,500

 2020年1月17日時点

オリックスの株式の購入情報は上記の通りです。購入は100株単位になりますので、オリックスの株式の購入には現時点で約87万円が必要です。

 

 

オリックスの株価の割安・割高の目安>

株価 1,865  
一株当たり利益 253 ※19年3月期
一株当たり純資産 2,263 ※19年3月期
PER 7.4
PBR 0.8

2020年1月17日時点

 

株価が割安か割高を見るときには、その銘柄のPER、PBRを見るのが参考になります。

 

PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。

 

また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value  Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。

 

このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。

 

オリックスのPER、PBRの比較>

  PER PBR  
大型株平均(加重平均) 14.8 1.3 19年12月末時点
その他金融業 業界平均 15.8 1.3 19年12月末時点
オリックス 7.4 0.8  

 

今後の株価の見通しや割安な銘柄を見つけるためには、日々の情報収集が不可欠です。情報収集ツールは有料のものも多いですが、無料で関東財務局認定の有益な情報が得られるツールもあり、私自身も銘柄選びの参考に利用していますので興味のあるかたは無料登録してみてください。   

 

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配当金利回りの推移と権利確定日

オリックスの配当金利回りは以下のようになっています。

 

オリックスの一株当たりの配当金>

  2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期
中間配当 0.00 22.00 23.00 27.00 30.00
期末配当 36.00 13.75 29.25 39.00 46.00
合計 36.00 35.75 52.25 66.00 76.00
配当利回り 1.9% 1.9% 2.8% 3.5% 4.1%
一株利益(単体) 97.64 206.51 78.73 146.43 100.75
配当性向(単体) 36.9% 17.3% 66.4% 45.1% 75.4%
一株利益(連結) 179.47 198.73 208.88 244.40 252.92
配当性向(連結) 20.1% 103.9% 37.7% 59.9% 39.8%

オリックス 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成 ※2020年1月17日時点

 

<配当金の権利確定日> 

中間配当 ・・・ 9月末日

期末配当 ・・・ 3月末日

 

オリックスの配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。

 

 

オリックス株主優待は何が貰える?

オリックス株主優待では以下のものを貰うことができます。

 

<カタログギフト①>

保有株数;100株以上

継続保有:3年以上

オリックスの取引先が取り扱う商品が掲載されたカタログギフト(約5000円相当)

 

<カタログギフト②>

保有株数;100株以上

継続保有:3年未満

オリックスの取引先が取り扱う商品が掲載されたカタログギフト(約10000円相当)

 

<株主カード>

オリックスグループのサービスが割引価格で利用できる株主カード

 

オリックスHP】株主優待について

 

 

オリックスの業績、決算情報、財務内容

株式投資では今後の株価の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業はやはり市場から評価をされやすく、自己資本比率が高い企業は不況でも体力があり倒産リスクが低いと言えるので、そのあたりを中心に企業の業績を見るようにすると良いでしょう。

 

直近3事業年度の業績

オリックスの直近3事業年度の業績は以下の通りです。

決算期 17年3月期 18年3月期 19年3月期
会計基準 米国会計基準 米国会計基準 米国会計基準
売上高(百万円) 2,678,659 2,862,771 2,434,864
営業利益(百万円) 329,224 336,195 329,438
営業利益率 12.3% 11.7% 13.5%
経常利益(百万円) 424,965 435,501 395,730
経常利益率 15.9% 15.2% 16.3%
当期利益(百万円) 273,239 313,135 323,745
利益率 10.2% 10.9% 13.3%
自己資本 2,507,698 2,682,424 2,897,074
総資産 11,231,895 11,425,982 12,174,917
自己資本比率 22.3% 23.5% 23.8%

オリックス 有価証券報告書(2018年12月決算)を元に筆者作成  

 

 

会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。

 

 

地域別売上の状況(海外売上比率)

投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

 

オリックスの地域別売上高構成比> 

オリックスの地域別売上高構成比>

 

オリックスの海外売上比率>

日本 2,377,729 1,948,868
米国 208,264 205,233
その他海外 276,778 280,763
2,862,771 2,434,864
国内売上比率 83.1% 80.0%
海外売上比率 16.9% 20.0%

単位:百万円

オリックス 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成 

 

 

セグメント情報(事業ごとの概況)

セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。

 

オリックスでは以下の6つのセグメントで事業を展開しています。

 

・法人金融サービス事業

・メンテナンスリース事業

・不動産事業

・事業投資事業

・リテール事業

・海外事業

 

セグメントごとの売上高構成比は以下のようになっています。

 

オリックスの売上高構成比>

オリックスのセグメント別売上高構成比

 

それではここからは、各セグメントごとの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

 

法人金融サービス事業の売上、業績と事業内容

<主要製品・サービス>

金融、各種手数料ビジネス

 

<主要会社>

オリックス、弥生

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
セグメント収益 115,837 95,212
セグメント利益 49,275 25,482
セグメント利益率 42.5% 26.8%
従業員数(人) 2,167 2,356
売上高構成比 4.0% 3.9%
従業員数構成比 - 7.3%
一人当たり売上高 53.5 40.4
一人当たりセグ利益 22.7 10.8

単位:百万円

  

 

メンテナンスリース事業の売上、業績と事業内容

<主要製品・サービス>

自動車リース、レンタカー、カーシェアリング、電子計測器、IT関連機器などのレンタル及びリース

 

<主要会社>

オリックス自動車オリックス・レンテック

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
セグメント収益 275,933 288,211
セグメント利益 40,162 38,841
セグメント利益率 14.6% 13.5%
従業員数(人) 2,825 2,923
売上高構成比 9.6% 11.8%
従業員数構成比 - 9.0%
一人当たり売上高 97.7 98.6
一人当たりセグ利益 14.2 13.3

単位:百万円

 

 

不動産事業の売上、業績と事業内容

<主要製品・サービス>

不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産の資産運用

 

<主要会社>

オリックスオリックス不動産、オリックス不動産投資顧問、大阪シティドームオリックス・アセットマネジメント大京

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
セグメント収益 489,752 529,064
セグメント利益 74,395 89,247
セグメント利益率 15.2% 16.9%
従業員数(人) 4,978 9,969
売上高構成比 17.1% 21.7%
従業員数構成比 - 30.8%
一人当たり売上高 98.4 53.1
一人当たりセグ利益 14.9 9.0

単位:百万円

 

 

事業投資事業の売上、業績と事業内容

<主要製品・サービス>

環境エネルギー、企業投資、コンセッション

 

<主要会社>

オリックスオリックス環境、オリックス債権回収、ネットジャパン

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
セグメント収益 1,083,505 615,151
セグメント利益 84,097 38,170
セグメント利益率 7.8% 6.2%
従業員数(人) 9,190 4,012
売上高構成比 37.8% 25.3%
従業員数構成比 - 12.4%
一人当たり売上高 117.9 153.3
一人当たりセグ利益 9.2 9.5

単位:百万円

 

 

リテール事業の売上、業績と事業内容

<主要製品・サービス>

生命保険、銀行、カードローン

 

<主要会社>

オリックス生命保険オリックス銀行オリックス・クレジット

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
セグメント収益 428,697 428,904
セグメント利益 74,527 84,211
セグメント利益率 17.4% 19.6%
従業員数(人) 3,047 3,402
売上高構成比 15.0% 17.6%
従業員数構成比 - 10.5%
一人当たり売上高 140.7 126.1
一人当たりセグ利益 24.5 24.8

単位:百万円

 

 

海外事業の売上、業績と事業内容

<主要製品・サービス>

アセットマネジメント、航空機・船舶関連、企業投資、金融

 

<主要会社>

オリックス、ORIX Corporation USA、ORIX Corporation Europe N.V.、ORIX Aviation System Limited、ORIX Asia Limited、ORIX Leasing Malaysia Berhad、PT. ORIX Indonesia Finance、ORIX Australia Corporaion Limited、欧力士(中国)投資有限公司、ORIX Capital Korea Corporation、Thai ORIX Leasing Co., Ltd.、ORIX Auto Infrastructure Services Limited

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
セグメント収益 479,619 490,730
セグメント利益 106,622 125,444
セグメント利益率 22.2% 25.6%
従業員数(人) 7,813 7,776
売上高構成比 16.8% 20.2%
従業員数構成比 - 24.0%
一人当たり売上高 61.4 63.1
一人当たりセグ利益 13.6 16.1

単位:百万円

 

 

オリックスの格付けの状況

格付けとは格付け会社と呼ばれる会社がその会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。

 

国内の代表的な格付け機関である格付投資情報センター(R&I)の発行体格付けでキヤノンの格付けを見てみましょう。

 

<企業ごとの発行体格付け>

AAA  
AA KDDI東日本旅客鉄道日立製作所旭化成、味の素、信越化学工業アステラス製薬
A オリックス日本航空パナソニック、イオン、野村證券いすゞ自動車
BBB アコム商船三井、古川電気工業、沖電気工業
BB シャープ、アイフル日本板硝子
B  
CCC  
CC  
D  

※2019年12月時点

 

<参考:格付け定義>

AAA 信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。
AA 信用力は極めて高く、優れた要素がある。
A 信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
BBB 信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。
BB 信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
B 信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。
CCC 信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
CC 発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
D 発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。

出典:【格付投資情報センターHP】格付け一覧 

 

 

オリックスの歴史と沿革、ニュース

1964年 オリエント・リース株式会社として設立

1970年 大証第二部に上場

1971年 東証第二部に上場

1973年 東証第一部に上場

1988年 阪急ブレーブスを買収しプロ野球に参入

1989年 商号をオリックス株式会社に変更

1991年 オリックスオマハ生命保険株式会社(現オリックス生命保険株式会社)設立

1998年 ニューヨーク証券取引所に上場

2014年 ハートフォード生命保険株式会社(現オリックス生命保険株式会社)を買収

2017年 政府の働き方改革の推進を受け、グループ主要13社の所定労働時間を7時間20分から7時間に短縮し、実質的な賃上げを行う

 

 

まとめ(オリックス株主優待配当利回り、株価)

ここまでオリックス株主優待配当利回り、株価について書いてきました。株式投資で長期保有の銘柄を選ぶ際には、企業研究をしっかり行い割安かつ成長の見込める銘柄を選定しましょう。

 

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