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信越化学工業の株主優待、配当、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、信越化学工業株主優待、配当金、株価、業績などの情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。

 

信越化学工業は1953年に日本で初めてシリコーンを事業化して以来、電子機器、半導体、ヘルスケア、化学など様々な産業分野で貢献をしている企業です。信越化学工業はBtoBの取引が多く、一般消費者からの認知度はあまり高くありませんが、メーカーの中では圧倒的な高収益体制で知られ、日本を代表する上場企業で構成されるトピックス コア30のうちの1社でもあります。

信越化学工業の株主優待、配当、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

 

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信越化学工業株主優待、配当、株価は? | 株式投資のおすすめ銘柄

 

信越化学工業株式の株価と買付情報

信越化学工業の株式買付情報>

上場市場 東証第一部  
証券コード 4063  
株価 11,825
単元株数 100
最低買付価格 1,182,500

2019年9月14日時点

信越化学工業の株式の購入情報は上記の通りです。購入は100株単位になりますので、信越化学工業の株式の購入には約120万円が必要です。

 

 

信越化学工業の株価の割安・割高の目安>

決算期 19年3月期
株価 11,825
一株当たり利益 726
一株当たり純資産 5,915
PER 16.3
PBR 2.0

2019年9月14日時点

株価が割安か割高を見るときには、その銘柄のPER、PBRを見るのが参考になります。

 

PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。

 

また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value  Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。

 

このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。

 

信越化学工業のPERの比較>

・大型株平均(加重平均) 13.5倍 ※19年9月時点

・化学業界平均(加重平均) 15.9倍 ※19年9月時点

信越化学工業 16.3倍

 

信越化学工業のPBRの比較>

・大型株平均(加重平均) 1.2倍 ※19年9月時点

・化学業界平均(加重平均) 1.5倍 ※19年9月時点

信越化学工業 2.0倍

 

 

今後の株価の見通しや割安な銘柄を見つけるためには、日々の情報収集が不可欠です。情報収集ツールは有料のものも多いですが、無料で関東財務局認定の有益な情報が得られるツールもあり、私自身も銘柄選びの参考に利用していますので興味のあるかたは無料登録してみてください。

 

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配当金の推移と配当金の権利落ち

信越化学工業の一株当たりの配当金>

  15年3月期 16年3月期 17年3月期 18年3月期 19年3月期
中間配当 50.00 55.00 60.00 65.00 100.00
期末配当 50.00 55.00 60.00 75.00 100.00
合計 100.00 110.00 120.00 140.00 200.00
配当利回り 0.8% 0.9% 1.0% 1.2% 1.7%
一株当たり利益 156.69 176.86 194.63 227.32 228.76
配当性向 63.8% 62.2% 61.7% 61.6% 87.4%

2019年9月22日時点

信越化学工業は配当性向が19年3月期で87.4%と非常に高く、事業で稼いだ利益の大半を株主に還元していることがわかります。必要以上に規模の拡大を追わず、得意分野の中で適正規模の経営を行う姿勢は素晴らしいですね。

 

 

<配当金の権利落ち日> 

中間配当 ・・・ 9月末日

期末配当 ・・・ 3月末日

 

信越化学工業の配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。

 

 

信越化学工業株主優待は何が貰える?

信越化学工業では2019年時点で株主優待は行っていません。今後の情報に期待しましょう。

 

 

信越化学工業の業績情報

株式投資では今後の株価の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業はやはり市場から評価をされやすく、自己資本比率が高い企業は不況でも体力があり倒産リスクが低いと言えるので、そのあたりを中心に企業の業績を見るようにすると良いでしょう。

 

直近3事業年度の決算概要

決算期 17年3月期 18年3月期 19年3月期
会計基準 日本基準 日本基準 日本基準
売上高(百万円) 1,237,405 1,441,432 1,594,036
営業利益(百万円) 238,617 336,822 403,705
営業利益率 19.3% 23.4% 25.3%
経常利益(百万円) 242,133 340,308 415,311
経常利益率 19.6% 23.6% 26.1%
当期利益(百万円) 175,912 266,235 309,125
利益率 14.2% 18.5% 19.4%
自己資本比率 80.3% 80.8% 81.1%

信越化学工業 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成  

 

 

地域別売上の状況(海外売上比率)

投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

信越化学工業の海外売上比率>

決算期 19年3月期
日本 413,146
米国 356,353
その他海外 824,536
1,594,035
国内売上比率 25.9%
海外売上比率 74.1%

単位:百万円

信越化学工業 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成 

 

 

セグメント情報(事業ごとの概況) 

セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。

 

信越化学工業では、塩ビ・化成品事業、シリコーン事業、機能性化学品事業、半導体シリコン事業、電子・機能材料事業、加工・商事・技術サービス事業の6つのセグメントで事業を展開しています。それでは各セグメントの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

信越化学工業の売上高構成比>

信越化学工業の売上高構成比

 

セグメント情報 塩ビ・化成品事業

<主要製品・サービス>

塩化ビニル樹脂、か性ソーダメタノール、クロロメタン

 

<主要会社>

信越化学工場、鹿島塩ビモノマー、シンテックINC、K-Bin,INC、シンエツインターナショナルヨーロッパ B.V.、シンエツPVC B.V.、CIRES, Ldn, 

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高(百万円) 504,759 527,835
セグメント利益(百万円) 93,236 106,521
セグメント利益率 18.5% 20.2%
従業員数(人) 1,329 1,392
売上高構成比 35.0% 33.1%
従業員数構成比 - 6.4%
一人当たり売上高(百万円) 379.8 379.2
一人当たり営業利益(百万円) 70.2 76.5

 

    

セグメント情報 シリコーン事業

<主要製品・サービス>

 シリコーン

 

<主要会社>

信越化学工場、信越アステック、シンエツシリコーンタイランド、アジアシリコーンズモノマー、韓国信越シリコーン、台湾信越シリコーン、シンエツシリコーンズオブアメリ

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高(百万円) 212,305 240,487
セグメント利益(百万円) 51,954 58,546
セグメント利益率 24.5% 24.3%
従業員数(人) 2,369 2,516
売上高構成比 14.7% 15.1%
従業員数構成比 - 11.6%
一人当たり売上高(百万円) 89.6 95.6
一人当たり営業利益(百万円) 21.9 23.3

 

 

セグメント情報 機能性化学品事業 

<主要製品・サービス>

セルロース誘導体、金属珪素、ポバール、合成性フェロモン、塩ビ・酢ビ系共重合樹脂

 

<主要会社>

信越化学工場、日本酢ビ・ポバール、日信化学工業、シムコアオペレーションズ、SEタイローズUSA、SEタイローズ GmbH

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高(百万円) 134,222 142,276
セグメント利益(百万円) 25,729 26,603
セグメント利益率 19.2% 18.7%
従業員数(人) 1,342 1,386
売上高構成比 9.3% 8.9%
従業員数構成比 - 6.4%
一人当たり売上高(百万円) 100.0 102.7
一人当たり営業利益(百万円) 19.2 19.2

 

  

セグメント情報 半導体シリコン事業

<主要製品・サービス>

半導体シリコン

 

<主要会社>

信越化学工場、信越半導体、長野電子工業、直江津電子工業、台湾信越半導体、シンエツハンドウタイアメリカ、シンエツハンドウタイヨーロッパ

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高(百万円) 308,393 380,397
セグメント利益(百万円) 92,963 131,998
セグメント利益率 30.1% 34.7%
従業員数(人) 4,607 4,682
売上高構成比 21.4% 23.9%
従業員数構成比 - 21.5%
一人当たり売上高(百万円) 66.9 81.2
一人当たり営業利益(百万円) 20.2 28.2

 

  

セグメント情報 電子・機能材料事業

<主要製品・サービス>

希土類磁石、半導体用封止材、LED用パッケージ材料、フォトレジスト、マスクプランクス、合成石英製品、液状フッ素エラストラマー、ペリクル

 

<主要会社>

信越化学工場、信越石英直江津精密加工、シンエツマレーシア、シンエツエレクトロニクスマテリアルズシンガポール、シンエツマイクロサイ

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高(百万円) 214,344 234,687
セグメント利益(百万円) 61,631 66,993
セグメント利益率 28.8% 28.5%
従業員数(人) 3,977 4,813
売上高構成比 14.9% 14.7%
従業員数構成比 - 22.1%
一人当たり売上高(百万円) 53.9 48.8
一人当たり営業利益(百万円) 15.5 13.9

 

  

セグメント情報 加工・商事・技術サービス事業

<主要製品・サービス>

樹脂加工製品、技術、プラント輸出、商品の輸出入、エンジニアリング

 

<主要会社>

信越化学工場、信越ポリマー、信越ファインテック信越エンジニアリング、信越アステック、シンエツポリマーアメリカ、シンエツポリマーヨーロッパ、シンエツインターナショナルヨーロッパ

 

<業績情報>

決算期 18年3月期 19年3月期
売上高(百万円) 192,958 224,376
セグメント利益(百万円) 11,482 13,296
セグメント利益率 6.0% 5.9%
従業員数(人) 6,531 6,946
売上高構成比 13.4% 14.1%
従業員数構成比 - 32.0%
一人当たり売上高(百万円) 29.5 32.3
一人当たり営業利益(百万円) 1.8 1.9

 

 

その他関連情報 

格付けの状況

格付けとは格付け会社と呼ばれる会社その会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。

 

<長期債>

ムーディーズ Aa3
スタンダード & プアーズ -
格付投資情報センター AA+
日本格付研究所 AA+p

※最終確認日:2019年9月 

 

<短期債>

ムーディーズ -
スタンダード & プアーズ -
格付投資情報センター -

※最終確認日:2019年9月

 

 

信越化学工業の歴史と沿革

1926年 信濃電気と日本窒素肥料の共同出資により信越窒素肥料として発足

1940年 商号を信越化学工業に変更

1949年 東証に株式上場

1953年 磯部工場においてシリコーンの製造開始

1960年 磯部工場において半導体半導体シリコンの製造開始

 

 

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