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転職面接で聞かれる質問例 | 実際の転職経験から解説

転職活動をする上で避けて通れないのが面接選考。

 

本記事は、転職面接でよく聞かれる質問例とその回答方法について、第二新卒・未経験転職のドロ沼を経て、転職人気ランキングトップ10常連企業に内定した経験を持つ筆者(モチタケ)が解説します。

 

転職面接で聞かれる質問 | 実際の転職経験から解説

 

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転職面接で聞かれる質問 | 実際の転職経験から解説

面接での質問を通じて人を選ぶ日本企業

日本における企業の採用選考は、面接選考を採用している企業が圧倒的多数です。

 

転職面接で不採用が続いたりすると、「たかが30分や1時間の面接で私の何がわかるんだ!」と思ってしまう気持ちも大変よくわかります。実際、面接時の評価と、入社後の仕事のパフォーマンスにはほとんど相関関係がなかったとする研究もあるくらい、面接での評価は不確かなものです。

 

しかし、現実的には日本企業の多くが採用選考が面接で行われている以上、面接対策をしっかりとして採用選考を勝ち抜いていかなければ自分の希望の仕事に就くことはできません。

  

面接での受け答えというのは話した内容がそのままその人の評価になるわけではなく、その人の話し方や表情、身振り手振りなどを踏まえた総合的な印象によってその人の評価が決まります。

 

転職活動をしているとつい「見る側の目線」というのを忘れてしまいがちですが、もし自分が面接官であれば、話の内容はいいけど不愛想な人と話は少し下手だが笑顔で一生懸命話す人のどちらを採用したいと思うでしょうか。

 

面接とは、自分という商品を企業にPRする場ですので、あたかも新商品のプレゼンテーションをするかのような気持ちで臨むことが大切です。

 

 

転職面接の質問への回答のコツ

転職活動での面接に備えて準備をする際に事前に頭に入れておくと良い考え方をいくつか解説しておきます。

 

質問への回答内容だけが評価になるわけではない

面接は筆記テストなどと違い、面接官の質問にいい答えをするというのがすべてではありません。入室時の動作から始まり、挨拶、雑談、表情、姿勢など人物としての総合評価としてあなたは見られることになります。ですから質問への良い解答を考えておくことはもちろん必要ですが、立ち振る舞いや座った時の姿勢、話すときの表情がにこやかにできているかなど、言葉以外の部分についても練習を重ねておくことが重要です。

 

企業は長期就業を望んでいる。簡単に辞めないことをアピール

転職希望者は、現状に不満があるから転職をしようとしているわけですが、転職先の企業で長期的に活躍をしてくれることが見込まれないと採用はしてもらえません。この理由を考えるのがなかなか難しいのですが、現職を辞めるのは合理的でやむを得ない理由だけれども、次の会社では長期就業(ないしは、終身雇用)を望んでいる、という姿勢を見せなければいけません。

 

 

それでは、転職面接でよくある質問について順番に見ていきましょう。

 

 

転職面接の質問 プロフィールや略歴について

・自己紹介をお願いします。

・これまでの経歴を簡単にお話しください。

 

転職活動の面接の大半は転職者による自己紹介から始まります。これまでの仕事の経歴や今後のキャリアの希望について30秒~1分程度でまとめればよいでしょう。

面接官はあなたの履歴書と職務経歴書を手元にもっているはずなのでその概略をご自身で説明し、あとはハキハキした話し方やにこやかな表情でコミュニケーションが取れることが面接官に伝わればここは十分です。

 

 

転職面接の質問 これまでのキャリアについて

・○○大学○○学部(○○高校、○○専門学校)に入った理由は

 

転職なのに学生時代の話?と思うかもしれませんが、私も転職面接で高確率で聞かれました。あまり深い意味はなく、アイスブレイク的な面もあるのですが、急に聞かれると私はうまく答えられなかったのである程度準備をして面接に臨んでいました。

 

 

・前職の会社に入った理由は?

 

 

・前職の会社を辞めた(辞める)理由は

 

これは転職面接で最も重要で、かつ、解答が難しい質問の一つです。前職の退職理由が一般的な社会人から見てある程度やむを得ない理由であること、またその退職理由が次の会社では再発しないことを合理的に説明する内容にしてください。

 

 

・(第二新卒の場合)なぜそんなに早く辞めた(辞める)のか

 

面接官の多くは入社から3年程度のうちに退職する第二新卒は早く辞めすぎだと考えています。ですから第二新卒の場合には、なぜそんなに早く辞めるのか、納得感のある理由を用意する必要があります。

 

 

・転職を考えたきっかけとなる出来事は何かありますか?

 

「職場の人間関係が悪かった」、「上司が嫌な奴だった」など人間関係を理由にした退職は本音の退職理由としてはよくありますが、面接の場で話すのはあまり適切ではありません。転職をしても転職先で社内外の様々な人とコミュニケーションを取りながら仕事をしていかなければいけませんので、人間関係を理由にした退職を伝えた場合、転職先にうまくなじめないリスクを面接官に与えてしまいます。

 

また、「残業が多かった」「休日出勤が多かった」等もよくある理由として挙げられますが、誰が聞いても異常な水準とかでなければこれらの理由は使わない方が良いでしょう。どこの会社でも繁忙期はあり、一定の残業が必要になることはありますし、なにより中途採用をしている会社・部署は人手が不足している忙しい現場です。残業への懸念が強い求職者は採用の優先度が下がってしまうでしょう。

 

 

転職面接の質問 これからのキャリアについて

・なぜこの業界を志望するのですか

 

 

・なぜこの職種を志望するのですか

 

 

・あなたの希望は前職では叶わないのですか

 

転職が当たり前の時代に徐々になってきてはいますが、日本社会はいまでもできることなら簡単に転職はしない方が良いという雰囲気があります。そのため、転職活動を行うときには今の会社では実現することができない転職理由を用意する必要があります。

また、その転職理由を解消するため上司と相談をしたり、他部署への働きかけ等自分なりに解決に向けた施策を行ったうえでの転職活動であることが望まれます。そうでなければ、その転職希望者を採用したとしてもすぐにまた離職してしまうと思われ、内定を得ることは難しいでしょう。

 

 

・前回の転職(就職)の時にはなぜこの業界、この職種を志望しなかったのですか

 

 

・なぜ今のタイミングで転職なのですか

 

 

・転職先は何を重視して選んでいますか

 

 

転職面接の質問 前職までの業務経験

今までの仕事での実績や、その中で自分がどんな工夫や失敗をしたかといったことは時間をかけて整理をしないとなかなか思い出せないものです。しかし、面接のときには面接官は転職者からこれまでの仕事へのかかわり方を通じて、高いパフォーマンスを発揮できるかどうかを見ようとしています。ここは一度じっくりと時間をとって自分のこれまでのキャリアを棚卸して、面接官にうまく話が伝えられるように準備をしておくと良いでしょう。

 

 

・前職での仕事の実績について教えてください

 

この質問が来た場合には、ご自身が考えるもっとも大きな実績を話すのではなく、志望先企業に行っても成果が再現できるようなものを選んで話すと良いでしょう。例えば、営業職から経理職への転職をする場合に、「営業で地域No1になりました」といっても意味はありませんので、例えば「企業の業績を分析して営業提案に組み入れ成約につなげることができました」というような関連性があり、なおかつそれを転職先で再現できることがわかるような自分なりの工夫を入れて話ができるとベストです。

 

 

・業務経験での強みと足りないところはなんですか

 

 

・仕事で苦労した経験についてお聞かせください

 

 

・仕事での失敗や挫折経験についてお聞かせください

 

 

・仕事をする上で心がけていることや工夫していることはありますか

 

 

・前職で何か自分で提案して始めた仕事はありますか

 

 

・前職を〇年経験して学んだことは何ですか

 

 

・(同一職種の転職の場合)この仕事で面白いと思うところは

 

 

・(同一職種の転職の場合)この仕事でつらいと思うところは

 

 

・(同一職種の転職の場合)この仕事のやりがいはなんですか

 

 

・上司からはどのような評価を受けていますか

 

 

・上司からはあなたのどのような部分を評価されていると思いますか

 

 

・同僚からどういう人だと思われていると思いますか

 

 

・性格的な強みや弱みはどんなところにありますか

 

 

・どんな時にストレスを感じますか

 

 

・ストレスがたまった時にはどのように対処していますか

 

 

・(30代以降の場合)マネジメント経験はありますか?

ある程度のキャリアをつんでからの転職の場合には、多くの場合、転職先でマネジメント業務に(将来的に)つくことを期待されています。前職で、課長や課長代理などチームを統括する立場にいる場合には、その経験をお話しされれば問題ありませんが、もし前職でそのような立場にいない場合にもマネジメントに準ずることにはおそらく何かしら関与していると思いますので、その経験に絡めてお話をされると良いと思います。(後輩の仕事のチェックやフォロー、新人の教育担当、上司が行うマネジメント業務の何らかの補佐、部分的な業務でのリーダー経験 など)

 

 

転職面接の質問 条件、待遇面について

・入社はいつ頃可能ですか

 

中途採用を行っている会社は基本的に即戦力となる人材を一日でも早く人が不足している現場に入れたいと考えています。ですから、現職での退職交渉や引継ぎ期間を見積もって可能な範囲で早い日程を提示するのが望ましいでしょう。職種にもよりますが内定の提示後1か月~2か月後くらいが常識的な範囲内だと思います。

 

 

・前職では残業はどれくらいしていましたか(残業は問題ありませんか)

 

 

・国内転勤は大丈夫ですか、海外転勤は大丈夫ですか

 

転勤の可否について聞かれた場合は、よほど問題がある場合を除き、「問題ありません。」と答えた方が良いでしょう。転勤は大丈夫か、と聞いてくるということは入社後高い確率で転勤をすることになります。そのため、その会社から内定を取りたい場合には転勤も視野に入れている旨を伝えると良いでしょう。もし、転勤ができない事情がある場合にこの質問をされた場合には、別の会社を受けるようにしたほうが良いかもしれません。

 

 

・希望年収はどれくらいですか

 

 

転職面接の質問 転職活動の状況について

・転職活動はいつごろからやっていますか?

 

 

・他社の選考状況はどうですか

転職の面接では高い確率で聞かれる質問です。もし、企業があなたを採用したいと考えていたとしたら他社の選考状況を把握して少しでも早く内定を出そうとするはずです。注意点としては、もし転職活動で苦戦が続いているとしてもそれを正直には話さないことです。面接はお悩み相談室ではありませんから、他社の選考で落ち続けている人を企業は採用したいとは思わないでしょう。ですから、他社の選考状況については聞かれた際には、競合他社でも選考が進んでいる或いは内定が出ているという話など自分が天将市場で高く評価されていることを匂わせる話をすると良いですね。

例①)転職活動が順調な場合:今週2次面接が1社、来週最終面接を1社控えています。

例②)転職活動が不調な場合:転職活動を始めたばかりで書類選考の結果を待っているところです。

 

 

転職面接の質問 個別の志望先ごとに準備するもの

・なぜ弊社を志望するのですか

 

 

・入社したらどんなことがやりたいですか

 

 

・入手したらどういったことで弊社に貢献ができますか

  

 

・最後に何か言いたいことはありますか

 

 

転職面接の質問 逆質問(質問は何かありますか?)

転職面接の質問 逆質問(質問は何かありますか?)

面接が後半になると、よく聞かれるのが逆質問。私が転職活動を行ってきたケースですと面接官から「これまで私たち(面接官)から一方的にいろいろと聞いてきましたが、○○さんから逆に聞いておきたいことはなにかありますか?」というような形でほとんどの面接で逆質問の時間が設けられました。とっさに聞かれるとなかなかいい質問もできませんから、その会社について十分にリサーチをして質問を考えておくと良いでしょう。また、逆質問をする上での重要な考え方についても解説しておきます。

 

 

面接の逆質問は聞きたいことを聞く時間ではない【重要】

転職面接で、逆質問の時間になると本当に自分が聞きたいことを聞いてしまう人がいますが、これは大きな誤りです。逆質問の時間であってもあくまで転職面接の一環なので、「その質問を通じて、自分という商品を採用しようとする意欲が高まるか」を基準に、面接官に聞く質問を考えなければいけません。

 

自分が本当に聞きたい内容を聞くのは内定を得てからでも間に合います。

 

 

 

逆質問の良い例

・面接官の皆様がこの会社で働いていてよかったと思われる点と、こんな点は大変だと思われる点についてお話いただけませんでしょうか。

 

面接官はたいていその会社でのキャリアが豊富で有能な人が担当しています。そういった人たちは自分のキャリアについて話すのが好きな方が多いので、ぜひ話をしてもらいましょう。その会社の社風の理解にも役立ちます。

 

 

・御社のHPやIR資料を拝見して○○だと感じたのですが、それは○○ということでしょうか。

 

企業研究をしてきたことのアピールと同時に、企業の理解を深めることができる質問です。質問内容が浅すぎると逆効果なので気をつけましょう。

 

 

・今回募集されている○○部門の組織構成や人数、年齢構成について教えて頂けますか。

 

配属予定の部署の組織構成を聞くことは入社後のイメージを掴むことにも繋がりますのでぜひ確認してみましょう。また、組織の大まかな年齢構成を確認しておくことも重要です。自分より若い世代が多い場合、マネジメントや難易度の高い仕事を任されることが多く、年齢層が高い場合には下積み的な仕事が回ってくる可能性が高いと言えます。どちらが良いということもありませんが、自分の希望に沿っているかを確認しておきましょう。

 

 

逆質問の悪い例

・今回募集するポジションの募集背景を教えてください。

 

中途採用の場合の募集背景は多くの場合、欠員補充、急拡大している部署で人材育成が間に合わない、など募集企業の厳しい懐事情によるものです。とすると面接官からは正直にその話をされるか、或いは当たり障りのない理由を言われることになり、面接官があまりいい気分になることは少ないといえるでしょう。面接はどれだけいい印象を相手に与えられるかが勝負なので、心証を悪くする可能性のある質問はすべきではありません。

 

 

・御社の従業員数はどれくらいですか?

 

HPなどですぐにわかることを聞いてしまうようなレベルでは即不採用になるでしょう。もちろん、HPや求人票に乗っていなかったという事であれば聞いてみましょう。

 

 

逆質問を用意するときのチェックポイント

面接での逆質問は急には思いつかないと思いますので、事前にいくつか用意をしておくと良いでしょう。そこで考えた逆質問は、下記の要件を満たすものになっているか一度確認をしてみてください。下記の要件を満たす質問であれば面接もよい方向に進むことでしょう。

 

<逆質問のチェックポイント>

・その質問をされた面接官は気分が良いか

・面接官に質問する以外の方法で入手できる情報ではないか

・面接官に「それを聞いてどうするの?」と思われない内容ではないか

 

 

転職面接の合否はどうやって決まる?

最後に面接の合否はどうやって決まるのかについてお話をしたいと思います。私も転職活動を行っているときには、面接や書類の作成には、テストと同じように「正解」があり、それをうまく実行すれば受かる、というように考えていました。ですから、面接で不採用のお祈りメールをもらうたびにがっかりと落ち込んでいたものでした。

 

しかし、2回の転職活動を経てわかってきたのですが、転職活動における合否はまさにご縁といいますか、運による要素がとても大きいのです。どういうことかというと企業の中途採用ニーズは千差万別で、まさにパズルの1ピースをはめに行くような作業です。例を挙げると下記のようなバラバラなニーズが挙がってきます。

 

・チームに20代のメンバーが多いので、取りまとめをしてくれる30代が欲しい

・チームに30代のメンバーが多いので 、年齢構成を維持するため20代が欲しい

・組織としてノウハウが不十分なので自社にない経験をした人が欲しい

・独特なカルチャーの会社なので組織に馴染むためには経験の浅い人の方がいい

 

ですからこれらのニーズに自分がマッチすれば内定がでますし、マッチしなければどれだけ面接や書類作成を頑張っても内定はでません。もちろん、書類をより完璧に仕上げることや面接での立ち振る舞いを改善することで内定の確立を上げることはできますが、受からない企業にはどうやっても受からないものです。そうやって考えていくと転職活動で不合格が続いても少しは気持ちが和らぎませんか?

 

 

転職面接で聞かれる質問 | 実際の転職経験から解説 まとめ

転職活動における面接で話す内容はどれも日常的に会話をしている内容とは異なるためなかなかスムーズに、かつ、面接官の求めている話をすることは難しいです。一方で、面接で聞かれる内容はどこの企業にいっても大差なく、私が転職活動を行ってきた印象では、面接で聞かれる質問の6割以上は事前の準備やその応用で解答できるような内容です。それだけに、事前に面接対策をしているかしていないかは大きな差となって選考結果に表れてきますので、ぜひ万全な対策をして志望先企業の内定を勝ち取っていただければと思います。